仮想ボード パネル【シミュレータ】


仮想的なターゲット・システムを構築し,仮想部品を操作するパネルです。

この操作により,周辺I/Oへのデータの入力と,周辺I/Oからの出力結果を確認することができます。

なお,本パネルは,アクティブ・プロジェクトのシミュレータが周辺シミュレーションに対応している場合のみ使用可能です。

図 A.60

仮想ボード パネル【シミュレータ】

 

ここでは,次の項目について説明します。

[オープン方法]

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[表示]メニュー→[仮想ボード]を選択

[各エリアの説明]

(1)

仮想ボードエリア

仮想的なターゲット・システムを操作するエリアです。

サポートしている部品は以下です。

これらの部品は,プログラム実行中に操作することができます。

 

発光ダイオード(Light Emitting Diode)です。

任意の端子に対する接続が可能で,端子の出力をLEDの点灯/消灯で表示します。

(輝度付き)

発光ダイオード(Light Emitting Diode)です。

任意の端子に対する接続が可能で,PWM出力をLEDの明るさで表現します。

PWMの周期が100msを超える場合は正しく表示されません。

 

デジタル入力用スイッチ(プッシュ式)です。

任意の端子に対する接続が可能で,表示されたボタンをクリックすることで接続端子へデジタル入力値を与えることができます。

 

デジタル入力用スイッチ(トグル式)です。

任意の端子に対する接続が可能で,表示されたボタンをクリックすることで接続端子へデジタル入力値を与えることができます。

 

アナログ・データの入力用として,ある一定範囲のデータを可変に設定できる部品です。

A/Dコンバータを接続した端子に対して,指定した範囲内の任意の値を与えることができます。

 

アナログ・データの入力用として,ある一定範囲のデータを可変に設定できる部品です。

接続した端子に対して, ガス濃度のセンサー値(PPM)を電圧に変換し, 指定した範囲内の任意の値を与えることができます。

 

振動感知用スイッチです。

任意の端子に対する接続が可能で,表示されたボタンをクリックすることで接続端子へデジタル入力値を与えることができます。

 

警報機向けのブザーです。

任意の端子に対する接続が可能で,端子の出力を音と画像の双方にて示します。

(2)

ボタンエリア

部品を追加/削除するボタンです。

プログラム停止中に表示します。

Add component

部品を追加します。

部品の初期設定はLEDです。プロパティエリアの[Type]から使用する部品を選択してください。

部品はドラッグして配置したい位置に移動することが可能です。

Remove component

選択した部品を削除します。

(3)

プロパティエリア

部品のプロパティを表示/編集するエリアです。

プログラム停止中に選択した部品のプロパティを表示します。

表示される項目は以下です。

Type

部品を選択します。

Subtype

LEDの輝度付き,輝度なしを選択します。

部品がLEDの場合に表示します。

LED without Brightness Control

LEDを点灯/消灯で使用します。

LED with Brightness Using PWM

LEDを輝度付きで使用します。

Name

部品の名前を指定します。

Connected to

接続する端子名を選択します。

Color

LEDの色を選択します。

部品がLEDの場合のみ表示します。

選択可能な色は以下のとおりです。

赤,緑,青

Active Level

アクティブ状態を選択します。

部品がLED,スイッチの場合に表示します。

Active High

アクティブ・レベルをHighに設定します。

Active Low

アクティブ・レベルをLowに設定します。

Appearance

スイッチの種類を選択します。

部品がスイッチの場合に表示します。

Push

プッシュ・スイッチにします。

Toggle

トグル・スイッチにします。

Min Input Value

ポテンショメータの最小値を表示します。

Max Input Value

ポテンショメータの最大値を選択します。

部品がポテンショメータの場合に表示します。

選択可能な値は以下のとおりです。

3.6V,5.5V

Input Step

ポテンショメータにおいて,テキスト・ボックスに入力する刻み幅を表示します。

Initial Input Value

CPUリセット時の初期電圧を選択します。

部品がポテンショメータの場合に表示します。

選択可能な値は以下のとおりです。

0V,最大値

On Reset

CPUリセット時のポテンショメータの動作を選択します。

部品がポテンショメータの場合に表示します。

Hold

CPUリセット直前の状態をCPUリセット後も維持します。

Initialize

CPUリセット時,[Initial Input Value]で選択した値に設定します。

Sound

ブザーのミュートを選択します。

部品がブザーの場合に表示します。

PPM Min Input Value

ガスセンサーの最小値を表示します。

PPM Max Input Value

ガスセンサーの最大値を選択します。

PPM Input Step

ガスセンサーのステップ幅を選択します。

PPM Initial Input Value

CPUリセット時のガスセンサーの初期値を選択します。

Conversion Factor [voltage/ppm]

ガスセンサー値を電圧値に変換する際のレートを指定します。

部品がガスセンサーの場合に表示します。

 

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著作権について

仮想ボードパネルは,下記ファイルに明記されている著作権で保護されたコンポーネントを使用することがあります。

CS+のインストール・フォルダ\CC\vboard\licenses-abstract.txt