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2.15 実行履歴の収集

この節では,プログラムの実行履歴の収集方法について説明します。

一般的に,プログラムの実行履歴をトレースと呼び,以降の記述で使用します。プログラムが暴走した場合,暴走後のメモリ内容やスタック情報などから原因を探ることは非常に困難ですが,収集したトレース・データの内容を解析することにより,暴走するまでの過程を直接探ることができ,プログラムの潜在的バグを発見するために有効です。

備考

マルチコア対応版を対象とした“実行履歴の収集”については,「2.10 コア(PE)の選択」も参照してください。