Everything
3.4 トレース・データ解析方式について

トレース・データ解析方式を指定してグラフ・データを取得した場合の注意事項を列挙します。

-

次の場合,値の推移を表示することはできません。

-

コンパイラの最適化により,変数がレジスタに割り当てられている区間(変数に対するリード/ライトがトレース・データとして取得できないため)

-

2バイトの対象に1バイト単位で値を書き込んだ場合,または4バイトの対象に1バイト/2バイト単位で値を書き込んだ場合

-

デバッグ・ツール,またはOCD内蔵トレースがアクセス系のトレース・データを取得できない場合(アクセス系(リード/ライト)のトレース・データを解析することによりグラフを表示するため)

-

トレースの種類として,ポイント・トレース・イベントと区間を指定したトレース・イベントを組み合わせて使用すると,区間を指定したトレース・イベントが終了したときの命令行が,以降のポイント・トレース・イベントに適用されることがあります。この場合,グラフにおけるポップアップ表示の[場所]に“-”が表示されず,不正なファイル名と行数が表示されます。

-

bit型変数/boolean型変数/_Bool型変数/構造体ビット・フィールドはバイト単位で解析されます。
したがって,同一アドレスに割り当てられているbit型変数/boolean型変数/_Bool型変数/構造体ビット・フィールドへの書き込みが発生した箇所についても値の遷移箇所となります。
この遷移箇所をダブルクリックすると,登録した変数へのアクセスがないソース行(同一アドレスに割り当てられている変数のアクセスした箇所)にジャンプします。
また,構造体のビット・フィールドでバイトをまたがっているフィールドの場合,トレース・データに一部のバイト・アクセスのみが出力されます。この場合のグラフは,変数値が解析不能であるため,ロスト区間(「(a)グラフ」参照)として表示されます。

-

【E20【RX】】
プログラム実行中にトレース パネル上のコンテキスト・メニューの[トレース停止]/[トレース開始]を選択すると,不正なグラフを表示することがあります。

-

【E20【RX】】
デバッグ・ツールのプロパティ パネルにおける,[デバッグ・ツール設定]タブ上の[トレース]カテゴリ内[トレース・データの種別]プロパティで[分岐]を選択している場合,分岐命令間の命令を補完するため,トレース・データの取得に時間がかかります。
トレース・データ解析方式を指定して変数のみに着目したグラフを表示する場合は,同プロパティで[データアクセス]を選択することを推奨します。