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第19章  サービス・コール


本章では,RI600PXが提供しているサービス・コールについて解説しています。
19.1 概  要
RI600PXが提供しているサービス・コールは,ユーザが記述した処理プログラムからRI600PXが管理している資源(タスク,セマフォなど)を操作するために用意されたサービス・ルーチンです。
以下に,RI600PXが提供しているサービス・コールを管理モジュール別に示します。
19.1.1 サービス・コールの呼び出し方法
サービス・コールは,通常のC言語関数と同様の方法で呼び出します。
備考 RI600PXが提供するサービス・コールを処理プログラムから発行する場合,以下に示したヘッダ・ファイルの定義(インクルード処理)を行う必要があります。
- kernel.h:標準ヘッダ・ファイル
- kernel_id.h:cfg600pxが出力するシステム情報ヘッダ・ファイル
19.2 サービス・コール解説
次項からRI600PXが提供しているサービス・コールについて,以下の記述フォーマットにしたがって解説します。
 
1 ) 名称
サービス・コールの名称を示しています。
2 ) 概要
サービス・コールの機能概要を示しています。
3 ) C言語形式
サービス・コールをC言語で記述された処理プログラムから発行する際の記述形式を示しています。
4 ) パラメータ
サービス・コールのパラメータを以下の形式で示しています。
 
I/O
パラメータ
説明
A
B
C

A ) パラメータの種類
I: RI600PXへの入力パラメータ
O: RI600PXからの出力パラメータ
B ) パラメータのデータ・タイプ
C ) パラメータの説明
5 ) 機能
サービス・コールの機能詳細を示しています。
6 ) 戻り値
サービス・コールからの戻り値を以下の形式で示しています。
 
マクロ
数値
意味
A
B
C

A ) 戻り値のマクロ
B ) 戻り値の数値
C ) 戻り値の意味