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2.10.2.1 使用するブレークポイントの種別/動作を設定する【E1】【E20】【EZ Emulator】

使用するブレークポイントの種別/動作の設定は,プロパティ パネル[デバッグ・ツール設定]タブ上の[ブレーク]【E1】【E20】【EZ Emulator】カテゴリ内で行います。

図 2.106

[ブレーク]カテゴリ【E1】【E20】【EZ Emulator】

 

優先的に使用するブレークポイントの種類]プロパティで,マウスのワンクリック操作で設定するブレークポイントの種別を指定します。

ただし,指定した種類のブレークポイントの設定数が制限を越える場合(「2.17.7.1 有効イベント数の制限」参照),もう一方の種類のブレークポイントが使用されます。

ブレークポイントの用途に合わせて,次のドロップダウン・リストから選択します。

ソフトウエア・ブレーク

指定したアドレスの命令コードを一時的にブレーク用の命令に書き換え,その命令を実行した際にプログラムを停止させます。

設定すると,ソフトウエア・ブレーク・イベントとして扱われます。

ハードウエア・ブレーク

デバッグ・ツールが,プログラム実行中にブレーク条件を逐次確認し,条件を満たした際にプログラムを停止させます(デフォルト)

設定すると,ハードウエア・ブレーク・イベントとして扱われます。

注 1.

ハードウエア・ブレークは,指定したアドレスの命令実行前にブレークする“実行前ブレーク”であり,デバッグ・ツールの資源を用いて実現している機能です。

注 2.

外部アドレス空間へのソフトウエア・ブレーク・イベントは設定できません。