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2.10.2.2 ブレークポイントを設定する

操作は,ソース・テキスト/逆アセンブル・テキストを表示しているエディタ パネル/逆アセンブル パネルで行います。

各パネルのメイン・エリア(エディタ パネル)/イベント・エリア(逆アセンブル パネル)において,ブレークポイントを設定したい箇所をクリックしてください。

ブレークポイントは,クリックした行位置に対応する先頭アドレスの命令に対して設定されます。

ブレークポイントが設定されると,設定した箇所に次のイベント・マークが表示され,ソース・テキスト行/逆アセンブル・テキスト行が強調表示されます。

また,対象アドレスにブレーク・イベント(ソフトウエア・ブレーク・イベント/ハードウエア・ブレーク・イベント)が設定されたとみなされ,イベント パネルで管理されます(「2.17 イベントの管理」参照)。

表 2.4

ブレークポイントのイベント・マーク

種別

イベント・マーク

ソフトウエア・ブレーク

(【E1】【E20】【EZ Emulator】)

 

ハードウエア・ブレーク

 

図 2.107

ブレークポイントの設定例(逆アセンブル パネルの場合)

注意 1.

ブレークポイントはブレーク・イベントとして設定され,イベントとして管理されるため,設定数に制限があります。ブレークポイントの設定に関しては(有効イベント数の制限など),「2.17.7 イベント設定に関する留意事項」も参照してください。

注意 2.

ブレークポイントは,アドレス表示がない行に設定することはできません。

注意 3.

【E1】【E20】【EZ Emulator】
ソフトウエア・ブレークポイントは,命令を置き換えることにより実現します。そのため, 内蔵ROMと内蔵RAM以外の領域には指定することができません。

備考 1.

イベントの設定状態によりイベント・マークは異なります(「2.17.1 設定状態(有効/無効)を変更する」参照)。
また,すでにイベントが設定されている箇所で,新たにイベントを設定した場合は,複数のイベントが設定されていることを示すイベント・マーク( )が表示されます。

備考 2.

【シミュレータ】
設定できるブレークポイントは,ハードウエア・ブレークポイント固定です。

備考 3.

【E1】【E20】【EZ Emulator】
次に示す操作により,「2.10.2.1 使用するブレークポイントの種別/動作を設定する【E1】【E20】【EZ Emulator】」の指定に依存することなく,ハードウエア・ブレークポイント/ソフトウエア・ブレークポイントを設定することができます。

種別

操作方法1

操作方法2

ハードウエア・ブレークポイント

[Ctrl]キー+クリック

コンテキスト・メニューの[ブレークの設定]→[ハード・ブレークを設定]を選択

ソフトウエア・ブレークポイント

[Shift]キー+クリック

コンテキスト・メニューの[ブレークの設定]→[ソフト・ブレークを設定]を選択

注意

“操作方法1”は,逆アセンブル パネルでのみ有効です。