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2.11.6.1 ウォッチ式を登録する

ウォッチ式の登録方法には,次の3通りがあります(デフォルトでは,ウォッチ式は登録されていません)。

注意 1.

1つのウォッチ パネルにおいて,ウォッチ式は128個まで登録することができます(上限値を越えて登録しようとした場合,メッセージを表示します)。

注意 2.

コンパイラによる最適化のため,対象となる変数を使用していないブロックでは変数データがスタック/レジスタに存在しない場合があります。この場合,対象となる変数をウォッチ式として登録しても値の表示は“?”のままとなります。

備考 1.

各ウォッチ パネル(ウォッチ1~ウォッチ4)上で登録したウォッチ式は,それぞれ個別に管理され,プロジェクトのユーザ情報として保存されます。

備考 2.

ウォッチ式は,同名を複数登録することができます。

(1)

他のパネルから登録する場合

CS+の他のパネルから,ウォッチ式を登録することができます。

他のパネルにおいて,ウォッチ式として登録したい対象を任意のウォッチ パネル(ウォッチ1~ウォッチ4)上に直接ドラッグ・アンド・ドロップします。

なお,この操作が可能なパネルと,ウォッチ式として登録可能な対象との関係についての詳細は,「表 A.5 各パネルとウォッチ式として登録可能な対象の関係」を参照してください。

図 2.133

他のパネルからウォッチ式登録する場合の例

備考

ウォッチ式として登録したい対象を選択したのち,または対象文字列のいずれかにキャレットを移動したのち(対象は自動的に決定されます),コンテキスト・メニューの[ウォッチ1に登録]を選択することによっても同様にウォッチ式を登録することができます(ただし,ウォッチ パネル(ウォッチ1)に限定)。

(2)

ウォッチ パネル上で直接登録する場合

任意のウォッチ パネル(ウォッチ1~ウォッチ4)において,ツールバーの ボタンをクリックすると,[ウォッチ式]エリアに次のエントリ・ボックスが表示されます。

図 2.134

ウォッチ式のエントリ・ボックス

 

エントリ・ボックス内に,キーボードより直接ウォッチ式を入力したのち,[Enter]キーを押下します。

なお,この際のウォッチ式の入力形式については,次の表を参照してください。

備考

このテキスト・ボックスで[Ctrl]+[Space]キーを押下することにより,現在のキャレット位置のシンボル名を補完することができます(「2.21.2 シンボル名の入力補完機能」参照)。

(3)

他のアプリケーションから登録する場合

外部エディタなどから,C言語変数/CPUレジスタ/I/Oレジスタ/アセンブラ・シンボルの文字列を選択し,ウォッチ パネル(ウォッチ1~ウォッチ4)に直接ドラッグ・アンド・ドロップします。

この場合,ドロップした文字列がそのままウォッチ式として登録されます。