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2.6 関数または変数へジャンプする

ソース・ファイルをオープンしている場合,現在選択している文字列,またはキャレット位置の単語を関数名または変数名と判断し,該当する関数または変数へジャンプすることができます(対象の関数名または変数名を選択状態にします。ただし,クロスリファレンス情報がない場合,対象関数内で最初の実行可能行へジャンプします)。

ソース・テキスト上で,対象の関数または変数にキャレットを移動したのち,コンテキスト・メニューの[関数または変数へジャンプ]を選択してください。

注意 1.

1行に複数のステートメントを記述している場合,不正な箇所へジャンプすることがあります。

注意 2.

対象が関数,かつC++ソース・ファイルの場合【CC-RX】

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選択している文字列で関数が特定できない場合,ジャンプできないか,別の同名関数へジャンプする可能性があります。

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クラスのメンバ関数の場合
対象関数の所属するクラス名を含む必要があります。
また,同名で引数の異なる関数が存在する場合は,引数の型も含める必要があります。

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名前空間内に定義した関数の場合
対象関数の所属する名前空間をすべて含む必要があります。
また,同名で引数の異なる関数が存在する場合,引数の型も含まる必要があります。

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テンプレート関数の場合
コンパイラが生成した関数の引数の型名を含める必要があります。

注意 3.

変数へのジャンプは,クロス・リファレンス情報が出力されている場合のみ可能です。

備考

単語の判断は,現在のビルド・ツールに依存します。

図 2.14

関数または変数へジャンプ

 

なお,この機能は,使用するビルド・ツールに依存して次の条件を満たしている場合のみ有効となります。

(1)

CC-RH/CC-RX/CC-RLの場合

(a)

ビルド・ツールの[クロス・リファレンス情報を出力する]プロパティが[はい(-Xcref)]【CC-RH】【CC-RX】/[はい(-cref)]【CC-RL】の場合

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ビルドの実行を完了させてください。

備考 1.

同名の関数が複数存在する場合は,関数へジャンプ ダイアログがオープンし,ジャンプ先の関数を選択することができます。

備考 2.

同名の関数と変数が存在する場合は,関数へのジャンプを優先します。

(b)

ビルド・ツールの[クロス・リファレンス情報を出力する]プロパティが[いいえ]の場合(対象:関数のみ)

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デバッグ・ツールと切断している場合

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アクティブ・プロジェクトの種類が“アプリケーション”である。

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対象の関数がグローバル関数である。

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プロパティ パネルの[ダウンロード・ファイル設定]タブ上の[ダウンロード]カテゴリ内[ダウンロードするファイル]プロパティの1番目に指定されたファイルに対象の関数が定義されており,このファイルにはシンボル情報が含まれている。

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デバッグ・ツールに接続し,ロード・モジュール・ファイルをダウンロードしている場合

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ロード・モジュール・ファイルにシンボル情報が含まれている。

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プログラム・カウンタ(PC)の指すアドレスから呼び出し可能な関数である。
例えば,PCの指すアドレスのファイル以外で定義したスタティック関数へのジャンプは不可。

(2)

外部ビルド・ツールの場合(対象:関数のみ)

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対象がアクティブ・プロジェクト内の関数である。
ただし,デバッグ・ツールと切断している場合は,スタティック関数へのジャンプは不可。

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シンボル情報を持つファイルが,プロパティ パネルの[ダウンロード・ファイル設定]タブ上の[ダウンロード]カテゴリ内[ダウンロードするファイル]プロパティに指定されている。
ただし,デバッグ・ツールと切断している場合は,[ダウンロードするファイル]の1番目に指定されている。

ロード・モジュール・ファイル以外の場合,シンボル情報をダウンロードする設定が必要です(「CS+ デバッグ・ツール編」参照))。