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E.4.1 コマンドを設定する

外部ビルド・ツールとの連携は,CS+におけるビルド関連操作(「E.5 ビルドを実行する」参照)を行った際に,ここで設定するコマンドを実行することにより実現します。

コマンドの設定は,プロジェクト・ツリーで対象デバッグ専用プロジェクト(メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクト)のビルド・ツール・ノードを選択したのち,プロパティ パネル[ビルド・オプション]タブ上の[ビルド]カテゴリで行います。

図 E.13

プロパティ パネル:[ビルド・オプション]タブ([ビルド]カテゴリ)]

 

以下に,コマンドの設定方法を示します。

(1)

ビルド実行時のコマンドの設定

ビルド時(E.5.1 ビルドを実行する」参照)に実行するコマンドを,[プロジェクトのビルド時に実行するコマンド]プロパティで設定します。

ここでは,必要となるビルド処理を実行させるコマンド(makeなど)を設定してください。

図 E.14

[プロジェクトのビルド時に実行するコマンド]プロパティ

 

[...]ボタンをクリックすると,テキスト編集 ダイアログがオープンします。

図 E.15

テキスト編集 ダイアログ

 

[テキスト]に実行するコマンドを1 行に1 つずつ入力します。

コマンドは,1行に1023文字まで,64行まで指定可能です。

備考 1.

本プロパティは,プレースホルダに対応しています。
[プレースホルダ]において行をダブルクリックすると,プレースホルダが[テキスト]に反映されます。

備考 2.

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,ビルド時にPythonコンソールで実行します。
なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

 

[OK]ボタンをクリックすると,入力したコマンドをサブプロパティとして表示します。

図 E.16

[プロジェクトのビルド時に実行するコマンド]プロパティ(コマンド設定後)

 

(2)

クリーン実行時のコマンドの設定

クリーン時(「E.5.3 クリーンを実行する」参照)に実行するコマンドを,[プロジェクトのクリーン時に実行するコマンド]プロパティで設定します。

ここでは,ビルドの実行により出力された中間ファイル/生成ファイルなどを削除するコマンドを設定してください。

図 E.17

[プロジェクトのクリーン時に実行するコマンド]プロパティ

 

[...]ボタンをクリックすると,テキスト編集 ダイアログがオープンします。

図 E.18

テキスト編集 ダイアログ

 

[テキスト]に実行するコマンドを1 行に1 つずつ入力します。

コマンドは,1行に1023文字まで,64行まで指定可能です。

備考 1.

本プロパティは,プレースホルダに対応しています。
[プレースホルダ]において行をダブルクリックすると,プレースホルダが[テキスト]に反映されます。

備考 2.

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,クリーン時にPythonコンソールで実行します。
なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

 

[OK]ボタンをクリックすると,入力したコマンドをサブプロパティとして表示します。

図 E.19

[プロジェクトのクリーン時に実行するコマンド]プロパティ(コマンド設定後)

 

なお,設定したコマンドの変更は,[...]ボタン,またはサブプロパティのテキスト・ボックスへの直接入力により行うことができます。

注意

CS+はmakeコマンドを提供していません。