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13.4.3 イベントフラグ情報

イベントフラグ情報では,
といった項目を個々のイベントフラグに対して定義します。
なお,イベントフラグ情報として定義可能な数は,0~127個に限られます。
以下に,イベントフラグ情報の記述形式を示します。
 
 CRE_FLG ( flgid, { flgatr, iflgptn } );

以下に,イベントフラグ情報で記述する項目について示します。
1 ) イベントフラグ名flgid
イベントフラグの名前を指定します。
なお,flgidとして指定可能な値は,“オブジェクト名”に限られます。
備考 CF78V4では,イベントフラグ名とIDの対応を以下に示した形式でシステム情報ヘッダ・ファイルに出力します。このため,処理プログラム内で該当システム情報ヘッダ・ファイルをインクルードすることにより,イベントフラグ名をIDの代わりに利用することが可能となります。
【 システム情報ヘッダ・ファイル(C言語用)への出力形式 】
 #define flgid   ID
 
【 システム情報ヘッダ・ファイル(アセンブリ言語用)への出力形式 】
 flgid   .EQU     ID
 
2 ) 属性(キューイング方式,キューイング数,クリア)flgatr
イベントフラグの属性(キューイング方式,キューイング数,クリア)を指定します。
なお,flgatrとして指定可能な値は,“TA_TFIFO,TA_WSGL,および,TA_CLR”に限られます。
【 タスクのキューイング方式 】
TA_TFIFO: タスクからwai_flg,またはtwai_flgを発行した際,要求条件を満足していなかった場合には,該当タスクをイベントフラグの待ちキューにキューイング
【 タスクのキューイング数 】
TA_WSGL: イベントフラグの待ちキューにキューイング可能なタスク数は1個
【 ビット・ターンのクリア 】
TA_CLR: 要求条件を満足した際,ビット・パターンをクリア
備考 TA_CLRの指定を省略した場合,“要求条件を満足した際,ビット・パターンをクリアしない”となります。
3 ) システム予約領域iflgptn
システム予約領域です。
なお,iflgptnとして指定可能な値は,“0”に限られます。