-LIBrary
入力ライブラリ・ファイルを指定します。
[指定形式]
-LIBrary=file[,file]...
-
省略時解釈
なし
[詳細説明]
入力ライブラリ・ファイルfileを指定します。 複数指定する場合は,カンマ(,)で区切ります。
ワイルドカード(*,?)も使用可能です。 ワイルドカードで指定した文字列は,アルファベット順に展開します。 数字と英文字では数字を先に,英大文字と英小文字では英大文字を先に展開します。
入力ファイル名に拡張子の指定がない場合は“.lib”を指定したものとみなします。
-form=library,または-extractオプションと同時に指定した場合は,指定したライブラリ・ファイルを編集対象ライブラリとして入力します。 それ以外の場合は,入力ファイルとして指定されたファイル間でのリンク処理後に,未定義シンボルをライブラリ・ファイルから検索します。
ライブラリ・ファイル内シンボルの検索は,以下の順序で行います。
本オプションで指定したユーザ・ライブラリ・ファイル(指定順)
本オプションで指定したシステム・ライブラリ・ファイル(指定順)
デフォルト・ライブラリ(環境変数HLNK_LIBRARY1,HLNK_LIBRARY2,HLNK_LIBRARY3注の順)
注
環境変数についての詳細は,「2.3環境変数」を参照してください。
[使用例]
a.libとb.libを入力します。
>rlink main.obj -library=a.lib,b
“c”で始まり,拡張子が“.lib”であるファイルをすべて入力します。
>rlink main.obj -library=c*.lib