セクションの割り付けアドレスの整合性をチェックします。
[指定形式]
-CPU=suboption[, ...]
suboption := type=address1-address2
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セクションの割り付けアドレスの指示からの整合性をチェックしません。
[詳細説明]
- | セクションの割り付けアドレスの整合性をチェックします。
メモリ種別typeのセクションの割り付けアドレスに対して,指定したアドレス範囲に収まらない場合は,エラーを出力します。 |
- | typeに指定可能なものを以下に示します。
これ以外のものを指定した場合は,エラーとなります。 |
ROm
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セクションの割り付け領域をROMとします。
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RAm
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セクションの割り付け領域をRAMとします。
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FIX
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セクションの割り付け領域をアドレス固定の領域(I/Oエリアなど)とします。
アドレス範囲がROM,およびRAMと重複した場合は,“FIX”を有効とします。
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- | address1,address2には,整合性をチェックするアドレス範囲の先頭アドレス,終了アドレスを16進数で指定します。 |
[使用例]
- | .textセクションが0x100~0x1FF,.bssセクションが0x200~0x2FFの範囲に収まる場合は正常終了します。
収まらない場合はエラーを出力します。 |
>rlink a.obj b.obj -start=.text/100,.bss/200 -cpu=ROM=100-1FF,RAM=200-2FF
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[備考]
【V1.01以前】
- | 本オプションは,-form={object|relocate|library}オプション,-stripオプション,または-deviceオプションを指定した場合は無効となります。 |
【V1.02以降】
- | 本オプションは,-form={object|relocate|library} オプション,または-strip オプションを指定した場合は無効となります。 |