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2.9.5.1 ブレーク・イベント(アクセス系)を設定する

変数,またはSFRへのアクセスで,プログラムの実行を停止させるブレーク・イベント(アクセス系)の設定は,次のいずれかの操作により行います。

注意 1.

ブレーク・イベントの設定に関しては(有効イベント数の制限など),「2.16.7 イベント設定に関する留意事項」も参照してください。

注意 1.

【シミュレータ】以外
32ビット(4バイト)の変数に対しては,ここで説明するアクセス系のブレーク・イベントの設定はできません。
また,16ビット(2バイト)の変数に対する1バイトでのアクセスの場合,そのアクセスを検出することはできません。

(1)

エディタ パネル/逆アセンブル パネル上の変数/SFRにブレーク・イベント(アクセス系)を設定する場合

操作は,ソース・テキスト/逆アセンブル・テキストを表示しているエディタ パネル/逆アセンブル パネル上で行います。

ソース・テキスト/逆アセンブル・テキスト上の任意の変数,またはSFRを選択したのち,目的のアクセス種別に従って,コンテキスト・メニューより次の操作を行います。

ただし,対象となる変数は,グローバル変数/関数内スタティック変数/ファイル内スタティック変数のみとなります。

アクセス種別

操作方法

リード

[ブレークの設定]→[読み込みブレークを設定]/[読み込み組み合わせブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

ライト

[ブレークの設定]→[書き込みブレークを設定]/[書き込み組み合わせブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

リード/ライト

[ブレークの設定]→[読み書きブレークを設定]/[読み書き組み合わせブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

【E1】【E20】
複数のブレーク・イベントを組み合わせてブレーク条件を設定することができる,組み合わせブレーク・イベントのための対象イベント条件として設定されます(「2.16.4.3 イベントの組み合わせ条件を編集する【E1】【E20】」参照)。
ただし,選択しているマイクロコントローラが組み合わせブレーク・イベントをサポートしている場合のみ,この項目は表示されます。

 

なお,この際に,コンテキスト・メニュー内のテキスト・ボックスに値を指定した場合,指定した値で読み込み/書き込みを行った場合のみブレークします。値を指定しない場合は,値にかかわらず,選択している変数に読み込み/書き込みを行った場合にブレークします。

注意 1.

カレント・スコープ内の変数が対象となります。

注意 2.

ブレーク・イベントは,アドレス表示がない行上の変数/SFRを選択しても設定することはできません。

図 2.40

エディタ パネル上の変数に対するハードウエア・ブレーク・イベント(アクセス系)の設定例

図 2.41

エディタ パネル上の変数に対する組み合わせブレーク・イベント(アクセス系)の設定例【E1】【E20】

(2)

登録したウォッチ式にブレーク・イベント(アクセス系)を設定する場合

操作は,ウォッチ パネル上で行います。

対象となるウォッチ式を選択したのち(複数選択不可),目的のアクセス種別に従って,コンテキスト・メニューより次の操作を行います。

ただし,対象となるウォッチ式は,グローバル変数/関数内スタティック変数/ファイル内スタティック変数/SFRのみとなります。

アクセス種別

操作方法

リード

[アクセス・ブレークの設定]→[読み込みブレークを設定]/[読み込み組み合わせブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

ライト

[アクセス・ブレークの設定]→[書き込みブレークを設定]/[書き込み組み合わせブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

リード/ライト

[アクセス・ブレークの設定]→[読み書きブレークを設定]/[読み書き組み合わせブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

【E1】【E20】
複数のブレーク・イベントを組み合わせてブレーク条件を設定することができる,組み合わせブレーク・イベントのための対象イベント条件として設定されます(「2.16.4.3 イベントの組み合わせ条件を編集する【E1】【E20】」参照)。
ただし,選択しているマイクロコントローラが組み合わせブレーク・イベントをサポートしている場合のみ,この項目は表示されます。

 

なお,この際に,コンテキスト・メニュー内のテキスト・ボックスに値を指定した場合,指定した値で読み込み/書き込みを行った場合のみブレークします。値を指定しない場合は,値にかかわらず,選択しているウォッチ式に読み込み/書き込みを行った場合にブレークします。

注意

カレント・スコープ内のウォッチ式が対象となります。
カレント・スコープ外のウォッチ式を対象とする場合は,スコープ指定したウォッチ式を選択してください。

図 2.42

ウォッチ式に対するハードウエア・ブレーク・イベント(アクセス系)の設定例

図 2.43

ウォッチ式に対する組み合わせブレーク・イベント(アクセス系)の設定例【E1】【E20】

 

以上の操作を行うことにより,ブレーク・イベント(アクセス系)が設定されると,イベント パネルにおいて,ハードウエア・ブレーク・イベント(アクセス系),または組み合わせブレーク・イベント【E1】【E20】の詳細情報内のアクセス系イベントとして管理されます(「2.16 イベントの管理」参照)。

図 2.44

イベント パネルのハードウエア・ブレーク・イベント(アクセス系)の設定例

図 2.45

イベント パネルの組み合わせブレーク・イベント(アクセス系)の設定例【E1】【E20】