浮動小数点比較（倍精度）を行います。（Floating-point Compare (Double)）
［指定形式］
- | cmpf.d imm4, reg1, reg2, cc#3 |
imm4に指定できるものを次に示します。
［機能］
- | “cmpf.d imm4, reg1, reg2, cc#3”の形式 |
reg2で指定されるレジスタ・ペアにある倍精度浮動小数点形式の内容を，比較条件imm4により，reg1で指定されるレジスタ・ペアにある倍精度浮動小数点形式の内容と比較します。結果（真ならば1，偽ならば0）をcc#3で指定されるFPSRレジスタのコンディション・ビット（CC（7:0）ビット：ビット31〜24）にセットします。cc#3が省略された場合はCC0ビット（ビット24）にセットします。
- | “cmpfcnd.d reg1, reg2”の形式 |
cmpfcnd.dにより対応するcmpf.d命令が生成され（「表 5.50 cmpfcnd.d命令一覧」を参照），“cmpf.d imm4, reg1, reg2, cc#3”の形式に展開されます。reg2で指定されるレジスタ・ペアにある倍精度浮動小数点形式の内容を，比較条件により，reg1で指定されるレジスタ・ペアにある倍精度浮動小数点形式の内容と比較します。結果（真ならば1，偽ならば0）をcc#3で指定されるFPSRレジスタのコンディション・ビット（CC（7:0）ビット：ビット31〜24）にセットします。cc#3が省略された場合はCC0ビット（ビット24）にセットします。
［詳細説明］
- | “cmpf.d imm4, reg1, reg2, cc#3”の形式の命令に対し，アセンブラでは，機械語命令のcmpf.d命令が1つ生成されます。 |
- | “cmpfcnd.d reg1, reg2”の形式の命令に対し，アセンブラでは，対応するcmpf.d命令が生成され（「表 5.50 cmpfcnd.d命令一覧」参照），“cmpf.d imm4, reg1, reg2, cc#3”の形式に展開されます。 |
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cmpff.d
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FALSE
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常に偽
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cmpf.d 0x0
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cmpfun.d
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Unordered
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reg1, reg2の少なくとも一方が非数
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cmpf.d 0x1
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cmpfeq.d
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reg2 ＝ reg1
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いずれも非数ではなく，かつ等しい
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cmpf.d 0x2
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cmpfueq.d
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reg2 ?＝ reg1
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少なくとも一方が非数か，等しい
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cmpf.d 0x3
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cmpfolt.d
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reg2 ＜ reg1
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いずれも非数ではなく，かつより小さい
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cmpf.d 0x4
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cmpfult.d
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reg2 ?＜ reg1
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少なくとも一方が非数か，より小さい
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cmpf.d 0x5
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cmpfole.d
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reg2 ≦ reg1
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いずれも非数ではなく，かつより小さいか，等しい
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cmpf.d 0x6
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cmpfule.d
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reg2 ?≦ reg1
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少なくとも一方が非数か，より小さいか，等しい
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cmpf.d 0x7
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cmpfsf.d
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FALSE
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常に偽
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cmpf.d 0x8
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cmpfngle.d
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Unordered
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reg1, reg2の少なくとも一方が非数
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cmpf.d 0x9
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cmpfseq.d
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reg2 ＝ reg1
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いずれも非数ではなく，かつ等しい
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cmpf.d 0xA
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cmpfngl.d
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reg2 ?＝ reg1
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少なくとも一方が非数か，等しい
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cmpf.d 0xB
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cmpflt.d
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reg2 ＜ reg1
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いずれも非数ではなく，かつより小さい
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cmpf.d 0xC
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cmpfnge.d
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reg2 ?＜ reg1
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少なくとも一方が非数か，より小さい
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cmpf.d 0xD
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cmpfle.d
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reg2 ≦ reg1
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いずれも非数ではなく，かつより小さいか，等しい
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cmpf.d 0xE
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cmpfngt.d
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reg2 ?≦ reg1
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少なくとも一方が非数か，より小さいか，等しい
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cmpf.d 0xF
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［注意事項］
- | cmpf.d命令のimm4に4ビットの範囲を越える絶対値式を指定した場合，次のメッセージを出力し，指定した値の下位4ビットを用いてアセンブルを続行します。 |
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W0550011 : イミーディエトの値が指定可能な値の範囲を越えています。
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