[システム・コンフィギュレーション・ファイル関連情報]タブ

概要

本タブでは,使用するシステム・コンフィギュレーション・ファイルに対して,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

- リアルタイムOS生成ファイル

- コンフィギュレータ起動設定

- サービス・コール情報ファイル

表示イメージ



機能

1 ) [リアルタイムOS生成ファイル]

RI600PX生成ファイルに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

ファイルを生成する

リアルタイムOS生成ファイルを生成するかどうか,およびシステム・コンフィギュレーション・ファイルを変更した場合にリアルタイムOS生成ファイルを更新するかどうかを選択します。

デフォルト

はい(.cfgファイル変更時に更新する)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(.cfgファイル変更時に更新する)

リアルタイムOS生成ファイルを新規生成し,プロジェクト・ツリーに表示します。

リアルタイムOS生成ファイルがすでに存在するときにシステム・コンフィギュレーション・ファイルを変更した場合は,リアルタイムOS生成ファイルを更新します。

いいえ(プロジェクトに登録しない)

リアルタイムOS生成ファイルの生成を行わず,プロジェクト・ツリーにも表示しません。

システム情報テーブル・ファイルが存在するときに本項目を選択しても,ファイル自体の削除は行いません。

出力フォルダ

リアルタイムOS生成ファイルを出力するフォルダを表示します。

デフォルト

%BuildModeName%

変更方法

変更不可

サービス・コール定義ファイル名

cfg600pxが生成するサービス・コール定義ファイル名を表示します。

デフォルト

kernel_sysint.h

変更方法

変更不可

システム情報ヘッダ・ファイル名

cfg600pxが生成するシステム情報ヘッダ・ファイル名を表示します。

デフォルト

kernel_id.h

変更方法

変更不可

ROM定義ファイル

cfg600pxが生成するROM定義ファイル名を表示します。

デフォルト

kernel_rom.h

変更方法

変更不可

RAM定義ファイル

cfg600pxが生成するRAM定義ファイル名を表示します。

デフォルト

kernel_ram.h

変更方法

変更不可

システム定義ファイル

cfg600pxが生成するシステム定義ファイル名を表示します。

デフォルト

ri600.inc

変更方法

変更不可

CMTタイマ定義ファイル名

cfg600pxが生成するCMTタイマ定義ファイル名を表示します。

デフォルト

ri_cmt.h

変更方法

変更不可

テーブル・ファイル名

mkritblpxが生成するテーブル・ファイル名を表示します。

デフォルト

ritable.src

変更方法

変更不可



2 ) [コンフィギュレータ起動設定]

コンフィギュレータcfg600pxの起動オプションを設定します。

未定義割り込み発生時に,割り込みベクタ番号をシステム・ダウン・ルーチンに渡す

未定義割り込みが発生した時にはシステム・ダウンとなりますが,“はい”を選択すると,発生した割り込みのベクタ番号がシステム・ダウン・ルーチンに渡されるようになるため,デバッグに役立ちます。ただし,カーネルのコードサイズが約1.5kB 増加します。

システム・ダウンについては,「第15章 システム・ダウン」を参照してください。

デフォルト

はい(-U)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-U)

未定義割り込み発生時に,割り込みベクタ番号をシステム・ダウン・ルーチンに渡します。

いいえ

未定義割り込み発生時に,割り込みベクタ番号をシステム・ダウン・ルーチンに渡しません。

コンフィギュレータが生成するファイルの作成状況を表示する

cfg600pxが生成するファイルの作成状況を表示するかどうかを設定します。

デフォルト

はい(-V)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-V)

コンフィギュレータが生成するファイルの作成状況を表示します。

いいえ

コンフィギュレータが生成するファイルの作成状況を表示しません。

ユーザ指定オプション

cfg600pxに渡すユーザ任意のオプションを設定します。

デフォルト



変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

259文字までの文字列



3 ) [サービス・コール情報ファイル]

テーブル生成ユーティリティmkritblpxに入力するサービス・コール情報ファイルの検索パスを設定します。アプリケーションのコンパイルによって生成されるサービス・コール情報ファイルが格納されたフォルダを,漏れなく指定してください。

サービス・コール情報ファイル格納パス

アプリケーションのコンパイルによって生成されるサービス・コール情報ファイル(.mrc)が格納されたフォルダのパス,およびファイル名を設定します。

フォルダ・パスを指定した場合,そのサブ・フォルダは検索対象にはなりません。

相対パスで指定した場合は,プロジェクト・フォルダを基点とします。

絶対パスで指定した場合は,プロジェクト・フォルダを基点とした相対パスに変換されます(ドライブが異なる場合を除く)。

複数のパスを指定する場合は,改行で区切ります。

なお,本指定に関わらず,プロジェクト・フォルダのパスはmkritblpxに渡されます。

以下のプレース・ホルダを使用できます。

%BuildModeName%:ビルド・モード名に置換します。

変更方法

[...]ボタンをクリックし,パス編集ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列

なお,拡張子が指定されていない場合,および“.mrc”以外の拡張子を指定した場合は,フォルダとして扱います。



備考1 サービス・コール情報ファイルについては,「2.6.1 サービス・コール情報ファイルと“-ri600_preinit_mrc”コンパイラ・オプション」を参照してください。

備考2 コンパイラの外部変数アクセス最適化オプションを使用する場合,CubeSuite+は1回目のコンパイルによって生成されるオブジェクト・ファイルやサービス・コール情報ファイルを格納するフォルダを自動的に生成し,そのフォルダを暗黙的に検索パスに設定します。

備考3 サービス・コール情報ファイルは,コンパイル時にオブジェクト・ファイルと同じフォルダに出力されます。オブジェクト・ファイルの出力フォルダを変更する操作を行った場合は,本項目を適切に変更してください。