sus_tsk

isus_tsk

概要

SUSPENDED状態への移行

C言語形式

 ER      sus_tsk ( ID tskid );
 ER      isus_tsk ( ID tskid );
パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 ID      tskid;
タスクのID

TSK_SELF: 自タスク

数値: タスクのID



機能

tskidで指定されたタスクをRUNNING状態からSUSPENDED状態へ,READY状態からSUSPENDED状態へ,またはWAITING状態からWAITING-SUSPENDED状態へと遷移させます。

ただし,本サービス・コールを発行した際,対象タスクがSUSPENDED状態またはWAITING-SUSPENDED状態へと遷移していた場合には,戻り値としてE_QOVRを返します。

備考 RI600PXでは,サスペンド要求のネストはできません。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_ID

-18

不正ID番号

- tskid < 0

- tskid > VTMAX_TSK

- isus_tskを発行した際,tskidTSK_SELFを指定した。

E_CTX

-25

コンテキスト・エラー

- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。

- タスクからisus_tskを発行した。

- 非タスクからsus_tskを発行した。

- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。

- ディスパッチ禁止状態で,自タスクを指定した。

E_MACV

-26

メモリ・アクセス違反(sus_tskのみ)

- スタック・ポインタが呼出しタスクのユーザ・スタック領域の範囲外を指している。

E_OBJ

-41

オブジェクト状態エラー

- 対象タスクがDORMANT状態である。

- ディスパッチ禁止状態のときに,isus_tskでtskidに実行状態のタスクを指定

E_NOEXS

-42

オブジェクト未生成

- tskidのタスクが存在しない。

E_QOVR

-43

キューイング・オーバフロー

- 対象タスクがSUSPENDED状態またはWAITING-SUSPENDED状態である。