ルネサス
19.8 セマフォ情報(semaphore[]) ここでは,各セマフォを定義します。 形式 < >内は,ユーザが記述する部分を示します。 semaphore[ <1. ID番号> ] { name = <2. ID名称(name)>; max_count = <3. 最大資源数(max_count)>; initial_count = <4. 初期資源数(initial_count)>; wait_queue = <5. 待ちキュー属性(wait_queue)>; }; 1 ) ID番号 - 説明セマフォID番号を定義します。 - 定義形式数値 - 定義範囲1〜255 - 省略時の扱いcfg600がID番号を自動的に割り当てます。 - 備考ID番号は,1から漏れなく付与される必要があります。つまり,ID番号を指定する場合は,その値は定義するオブジェクト数以下でなければなりません。 2 ) ID名称(name) - 説明ID名称を定義します。指定されたID名称は,システム情報ヘッダ・ファイル(kernel_id.h)に以下の形式で出力されます。 #define <ID名称> <ID番号> - 定義形式シンボル - 定義範囲− - 省略時の扱い省略不可 3 ) 最大資源数(max_count) - 説明セマフォの最大資源数を定義します。 - 定義形式数値 - 定義範囲1〜65535 - 省略時の扱いデフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時は1)を適用 4 ) 初期資源数(initial_count) - 説明セマフォの初期資源数を指定します。 - 定義形式数値 - 定義範囲0〜max_count - 省略時の扱いデフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時は1)を適用 5 ) 待ちキュー属性(wait_queue) - 説明待ちキューの属性を定義します。 - 定義形式シンボル - 定義範囲以下のいずれか。 TA_TFIFO: FIFO順 TA_TPRI: タスクの現在優先度順ただし,同じ現在優先度のタスクの中ではFIFO順 - 省略時の扱いデフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時はTA_TFIFO)を適用
semaphore[ <1. ID番号> ] {
name = <2. ID名称(name)>;
max_count = <3. 最大資源数(max_count)>;
initial_count = <4. 初期資源数(initial_count)>;
wait_queue = <5. 待ちキュー属性(wait_queue)>;
};
#define <ID名称> <ID番号>