メモリ同期化命令を行います。(Synchronize Memory)
先行するすべてのメモリ・アクセスが“同期化(synchronization)”されるまで実行の開始を待ち合わせます。
“同期化”とは,システム内のいずれのマスタ・デバイスから参照しても,syncm命令に先行するメモリ・アクセスの結果が参照できる状態を指します。
バッファリング等によってメモリ・アクセスを遅延していて“同期化”されていない場合,syncm命令は完了せず,“同期化”されるまで待ち合わせます。syncm命令の実行が完了するまで,後続の命令は実行されません。
この命令は上記の機能がシステムとして提供されている場合に,マルチ・プロセッシング環境における「同期プリミティブ」の実現のための手段として使用が可能です。