| FTOI | 
浮動小数点数→整数変換 | 
FTOI | 
| 
Float TO Integer | 
【構文】	
FTOI    src, dest
 
【オペレーション】
dest = ( signed long ) src;
 
【機能】
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- | srcに格納された単精度浮動小数点数を符号付きロングワード(32ビット)整数に変換し、その結果をdestに格納します。 | 
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- | 結果はFPSWのRM[1:0]ビットに関係なく、常に0方向に丸められます。 | 
 
【命令フォーマット】
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FTOI    src, dest |  | 
Rs | 
Rd |  | 
|  | 
[Rs].L | 
Rd |  | 
|  | 
dsp:8[Rs].L(注) | 
Rd |  | 
|  | 
dsp:16[Rs].L(注) | 
Rd |  | 
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注 | 弊社の「RXファミリ アセンブラ」では、ディスプレースメントの値(dsp:8、dsp:16)は、4の倍数を指定してください。dsp:8には、0〜1020(255×4)が指定できます。dsp:16には、0〜262140(65535×4)が指定できます。命令コードには、1/4した値が埋め込まれます。 | 
 
【フラグ変化】
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フラグ | 
C | 
Z | 
S | 
O | 
CV | 
CO | 
CZ | 
CU | 
CX | 
CE | 
FV | 
FO | 
FZ | 
FU | 
FX | 
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変化 | 
− | 
○ | 
○ | 
− | 
○ | 
○ | 
○ | 
○ | 
○ | 
○ | 
○ | 
− | 
− | 
− | 
○ | 
条件
Z:演算の結果が“0”のとき“1”、それ以外のとき“0”になります。
S:演算の結果、符号部(ビット31)が“1”のとき“1”、“0”のとき“0”になります。
CV:無効演算が発生したとき“1”、それ以外のとき“0”になります。
CO:常に“0”になります。
CZ:常に“0”になります。
CU:常に“0”になります。
CX:精度異常が発生したとき“1”、それ以外のとき“0”になります。
CE:非実装処理が発生したとき“1”、それ以外のとき“0”になります。
FV:無効演算が発生したとき“1”、それ以外のときは変化しません。
FX:無効演算が発生したとき“1”、それ以外のときは変化しません。
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注 | FX、FVフラグは、例外処理許可ビットEX、EVが“1”の場合は変化しません。S、Zフラグは、例外処理が発生した場合は変化しません。 | 
 
【記述例】
| FTOI    R1, R2 FTOI    [R1], R2 |