数を表現する文字列を、double型の浮動小数点値に変換します。
double atof(const char *nptr);
変換後の値がオーバフロー/アンダフローをおこした時はerrnoを設定します。
変換は、浮動小数点型の形式に合わない最初の文字までに対して行います。
atof関数は、オーバフロー等のエラーが生じた場合、結果の値を保証しません。エラー時に保証された値を得たい場合は、strtod関数を使用してください。
変換後の値がオーバフローをおこした時はerrnoを設定します。
変換は、10進数の形式に合わない最初の文字までに対して行います。
atoi関数は、オーバフロー等のエラーが生じた場合、結果の値を保証しません。エラー時に保証された値を得たい場合は、strtol関数を使用してください。
10進数を表現する文字列を、long型の整数値に変換します。
変換後の値がオーバフローをおこした時はerrnoを設定します。
変換は、10進数の形式に合わない最初の文字までに対して行います。
atol関数は、オーバフロー等のエラーが生じた場合、結果の値を保証しません。エラー時に保証された値を得たい場合は、strtol関数を使用してください。
10進数を表現する文字列を、long long型の整数値に変換します。
long long atoll (const char *nptr);
変換後の値がオーバフローをおこした時はerrnoを設定します。
変換は、10進数の形式に合わない最初の文字までに対して行います。
atoll関数は、オーバフロー等のエラーが生じた場合、結果の値を保証しません。エラー時に保証された値を得たい場合は、strtoll関数を使用してください。
数を表現する文字列をdouble型の浮動小数点値に変換します。
double strtod(const char *nptr, char **endptr);
endptr 浮動小数点値を構成していない最初の文字へのポインタを格納 する記憶域へのポインタ
正常: nptrが指している文字列が浮動小数点型を構成しない文字で始まっている時:0
nptrが指している文字列が浮動小数点型を構成する文字で始まっている時 :変換されたdouble型の浮動小数点値
異常: 変換後の値がオーバフローの時:変換する文字列の符号と同符号をもつHUGE_VAL
変換後の値がオーバフロー/アンダフローをおこした時はerrnoを設定します。
strtod関数は、最初の数字もしくは小数点から浮動小数点値を構成しない文字の直前までをdouble型の浮動小数点値に変換します。ただし、指数部も小数点も現われなかった時は、小数点は文字列の最後の数字の後に続くと仮定されます。endptrの指す領域には、浮動小数点型を構成しない最初の文字へのポインタを設定します。数字を読み込む前に浮動小数点型を構成しない文字がある場合はnptrの値を設定します。endptrがNULLの場合、この設定は行われません。
数を表現する文字列をfloat型の浮動小数点値に変換します。
float strtof(const char *nptr, char **endptr);
endptr 浮動小数点値を構成していない最初の文字へのポインタを格納する記憶域へのポインタ
正常: nptrが指している文字列が浮動小数点型を構成しない文字で始まっている時:0
nptrが指している文字列が浮動小数点型を構成する文字で始まっている時 :変換されたfloat型の浮動小数点値
異常: 変換後の値がオーバフローの時:変換する文字列の符号と同符号をもつHUGE_VALF
変換後の値がオーバフロー/アンダフローをおこした時はerrnoを設定します。
strtof関数は、最初の数字もしくは小数点から浮動小数点値を構成しない文字の直前までをfloat型の浮動小数点値に変換します。ただし、指数部も小数点も現われなかった時は、小数点は文字列の最後の数字の後に続くと仮定されます。endptrの指す領域には、浮動小数点型を構成しない最初の文字へのポインタを設定します。数字を読み込む前に浮動小数点型を構成しない文字がある場合はnptrの値を設定します。endptrがNULLの場合、この設定は行われません。
数を表現する文字列をlong double型の浮動小数点値に変換します。
long double strtold(const char *nptr, char **endptr);
endptr 浮動小数点値を構成していない最初の文字へのポインタを格納 する記憶域へのポインタ
正常: nptrが指している文字列が浮動小数点型を構成しない文字で始まっている時:0
nptrが指している文字列が浮動小数点型を構成する文字で始まっている時 :変換されたlong double型の浮動小数点値
異常: 変換後の値がオーバフローの時:変換する文字列の符号と同符号をもつHUGE_VALL
変換後の値がオーバフロー/アンダフローをおこした時はerrnoを設定します。
strtold関数は、最初の数字もしくは小数点から浮動小数点値を構成しない文字の直前までをlong double型の浮動小数点値に変換します。ただし、指数部も小数点も現われなかった時は、小数点は文字列の最後の数字の後に続くと仮定されます。endptrの指す領域には、浮動小数点型を構成しない最初の文字へのポインタを設定します。数字を読み込む前に浮動小数点型を構成しない文字がある場合はnptrの値を設定します。endptrがNULLの場合、この設定は行われません。
long strtol(const char *nptr, char **endptr, long base);
endptr 整数を構成しない最初の文字へのポインタを格納する記憶域への ポインタ
正常: nptrが指している文字列が整数を構成しない文字で始まっている時:0
nptrが指している文字列が整数を構成する文字で始まっている時 :変換されたlong型の整数値
異常: 変換後の値がオーバフローの時:変換する文字列の符号に従ってLONG_MAX あるいはLONG_MIN
変換後の値がオーバフローをおこした時は、errnoを設定します。
strtol関数は、最初の数字から整数を構成しない最初の文字の前までをlong型の整数値に変換します。
endptrの指す記憶域に、整数を構成しない最初の文字へのポインタを設定します。最初の数字を読み込む前に整数を構成しない文字がある場合はnptrの値を設定します。endptrがNULL場合、この設定は行われません。
baseの値が0の時は、「3.1.3(4)整数」の規則に従って変換されます。baseの値が2から36の間の時は、変換する時の基数を示しています。ここで変換する文字列中のa(もしくはA)からz(もしくはZ)までの文字は、10から35の値に対応付けられます。baseの値より大きいか等しい文字が、変換する文字列の中にある時は、そこで変換処理を終了します。また、符号の後にある0は、変換の時は無視され、また、baseが16の時の0x(もしくは0X)も無視されます。
数を表現する文字列をunsigned long型の整数値に変換します。
unsigned long strtoul (const char *nptr, char **endptr, long base);
endptr 整数を構成しない最初の文字へのポインタを格納する記憶域への ポインタ
正常: nptrが指している文字列が整数を構成しない文字で始まっている時:0
nptrが指している文字列が整数を構成する文字で始まっている時 :変換されたunsigned long型の整数値
変換後の値がオーバフローをおこした時は、errnoを設定します。
strtoul関数は、最初の数字から整数を構成しない最初の文字の前までをunsigned long型の整数値に変換します。
endptrの指す記憶域に、整数を構成しない最初の文字へのポインタを設定します。最初の数字を読み込む前に整数を構成しない文字がある場合はnptrの値を設定します。endptrがNULL場合、この設定は行われません。
baseの値が0の時は、「3.1.3(4) 整数」の規則に従って変換されます。baseの値が2から36の間の時は、変換する時の基数を示しています。ここで変換する文字列中のa(もしくはA)からz(もしくはZ)までの文字は、10から35の値に対応付けられます。baseの値より大きいか等しい文字が、変換する文字列の中にある時は、そこで変換処理を終了します。また、符号の後にある0は、変換の時は無視され、また、baseが16の時の0x(もしくは0X)も無視されます。
数を表現する文字列をlong long型の整数値に変換します。
long long strtoll (const char *nptr, char **endptr, long base);
endptr 整数を構成しない最初の文字へのポインタを格納する記憶域への ポインタ
正常: nptrが指している文字列が整数を構成しない文字で始まっている時:0
nptrが指している文字列が整数を構成する文字で始まっている時 :変換されたlong long型の整数値
異常: 変換後の値がオーバフローの時:変換する文字列の符号に従ってLLONG_MAX あるいはLLONG_MIN
変換後の値がオーバフローをおこした時は、errnoを設定します。
strtoll関数は、最初の数字から整数を構成しない最初の文字の前までをlong long型の整数値に変換します。
endptrの指す記憶域に、整数を構成しない最初の文字へのポインタを設定します。最初の数字を読み込む前に整数を構成しない文字がある場合はnptrの値を設定します。endptrがNULL場合、この設定は行われません。
baseの値が0の時は、「3.1.3(4) 整数」の規則に従って変換されます。baseの値が2から36の間の時は、変換する時の基数を示しています。ここで変換する文字列中のa(もしくはA)からz(もしくはZ)までの文字は、10から35の値に対応付けられます。baseの値より大きいか等しい文字が、変換する文字列の中にある時は、そこで変換処理を終了します。また、符号の後にある0は、変換の時は無視され、また、baseが16の時の0x(もしくは0X)も無視されます。
数を表現する文字列をunsigned long long型の整数値に変換します。
unsigned long long strtoull (const char *nptr, char **endptr, long base);
endptr 整数を構成しない最初の文字へのポインタを格納する記憶域への ポインタ
正常: nptrが指している文字列が整数を構成しない文字で始まっている時:0
nptrが指している文字列が整数を構成する文字で始まっている時:変換されたunsigned long long型の整数値
変換後の値がオーバフローをおこした時は、errnoを設定します。
strtoull関数は、最初の数字から整数を構成しない最初の文字の前までをunsigned long long型の整数値に変換します。
endptrの指す記憶域に、整数を構成しない最初の文字へのポインタを設定します。最初の数字を読み込む前に整数を構成しない文字がある場合はnptrの値を設定します。endptrがNULL場合、この設定は行われません。
baseの値が0の時は、「3.1.3(4) 整数」の規則に従って変換されます。baseの値が2から36の間の時は、変換する時の基数を示しています。ここで変換する文字列中のa(もしくはA)からz(もしくはZ)までの文字は、10から35の値に対応付けられます。baseの値より大きいか等しい文字が、変換する文字列の中にある時は、そこで変換処理を終了します。また、符号の後にある0は、変換の時は無視され、また、baseが16の時の0x(もしくは0X)も無視されます。
void srand(unsigned long seed)
srand関数は、rand関数が擬似乱数列を生成するための初期値を設定します。したがって、rand関数で擬似乱数値を生成している時に、再度srand関数で、同じ値の初期値を設定すると、擬似乱数列はくり返し生成されることになります。
rand関数がsrand関数より先に呼ばれた時は、擬似乱数列の生成の初期値として1が設定されます。
記憶域を割り当てて、すべての割り当てられた記憶域を0で初期化します。
void *calloc(size_t nelem, size_t elsize);
異常:記憶域の割り当てができなかった時、または引数のいずれかが0の時:NULL
elsizeバイト単位の記憶域をnelem個記憶域に割り当てます。また、その割り当てられた記憶域のすべてのビットは0で初期化されます。
CC-RXには、記憶域に対する不正な操作を検出するためのセキュリティ機能があります。詳細は、「2.5.4 ライブラリジェネレータ・オプション」の-secure_mallocオプションを参照してください。
ptrが指す記憶域を解放し、再度割り当てて使用することを可能とします。ptrがNULLであれば何もしません。
解放しようとした記憶域が、calloc、malloc、realloc関数で割り当てられた記憶域でない時、または、すでにfree、realloc関数によって解放されていた時の動作は保証しません。また、解放された後の記憶域を参照した時の動作も保証しません。
CC-RXには、記憶域に対する不正な操作を検出するためのセキュリティ機能があります。詳細は、「2.5.4 ライブラリジェネレータ・オプション」の-secure_mallocオプションを参照してください。
異常:記憶域の割り当てができなかった時、またはsizeが0の時:NULL
CC-RXには、記憶域に対する不正な操作を検出するためのセキュリティ機能があります。詳細は、「2.5.4 ライブラリジェネレータ・オプション」の-secure_mallocオプションを参照してください。
void *realloc(void *ptr, size_t size);
異常:記憶域の割り当てができなかった時、またはsizeが0の時:NULL
ptrの指す記憶域の大きさをsizeで示されるバイト分の大きさの記憶域に変更します。もし、新しく割り当てられた記憶域の大きさが、変更前の記憶域の大きさより小さい時は、新しく割り当てられた記憶域の大きさまでの内容は変化しません。
ptrがcalloc、malloc、realloc関数で割り当てられた記憶域へのポインタでない時、またはすでにfree、realloc関数によって解放されている記憶域へのポインタの時、動作はされません。
CC-RXには、記憶域に対する不正な操作を検出するためのセキュリティ機能があります。詳細は、「2.5.4 ライブラリジェネレータ・オプション」の-secure_mallocオプションを参照してください。
void *bsearch(const void *key, const void *base, size_t nmemb, size_t size, int (*compar)(const void *, const void *))
keyの指すデータと一致するメンバを、baseの指すテーブルの中で二分割検索法によって検索します。比較を行う関数は、比較する2つのデータへのポインタp1(第1引数)、p2(第2引数)を受け取り、以下の仕様に従って結果を返してください。
void qsort(const void *base, size_t nmemb, size_t size, int (*compar)(const void *, const void *))
baseの指すテーブルのデータをソートします。データの並べる順序は、比較を行う関数へのポインタによって指定します。この関数は、比較する2つのデータへのポインタp1(第1引数)、p2(第2引数)を受け取り、以下の仕様に従って結果を返してください。
iの絶対値を求めた結果、int型整数値として表現できない時の動作は保証しません。
div_t div(long numer, long denom);
jの絶対値を求めた結果、long型の整数値として表現できない時の動作は保証しません。
ldiv_t ldiv(long numer, long denom);
jの絶対値を求めた結果、long long型の整数値として表現できない時の動作は保証しません。