[ブート・ローダ]タブ


本タブでは,ブート・ローダ(マルチコア設定ツール)に対して,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

 

(1) [構成プロジェクト]

(2) [デバッグ]

(3) [記録]

注意

ブート・ローダ(マルチコア設定ツール)は,ブート・ローダ・プロジェクトの場合のみ表示します。マルチコア用プロジェクトの作成についての詳細は,「CS+ プロジェクト操作編」を参照してください。

図 A.15

プロパティ パネル:[ブート・ローダ]タブ

[各カテゴリの説明]

(1)

[構成プロジェクト]

マルチコアの構成プロジェクトに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

構成するアプリケーション・プロジェクト

マルチコアの構成するアプリケーション・プロジェクトを指定します。

アプリケーション・プロジェクトを指定することで,ブート・ローダから各アプリケーションを起動する機能,1つのアプリケーション・プロジェクトだけデバッグする機能,各アプリケーション・プロジェクトを一括してデバッグする機能などが使用可能となります。

指定したアプリケーション・プロジェクトはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

構成するアプリケーション・プロジェクト[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,構成するアプリケーション・プロジェクトの選択 ダイアログによる編集

(2)

[デバッグ]

マルチコアのコア単独デバッグに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

コア単独デバッグ時のビルド用定義マクロ

コア単独デバッグ開始時のビルド時に付加する定義マクロを指定します。

マクロ名=定義値」の形式で1行に1つずつ指定します。

「=定義値」の部分は省略可能で,省略した場合,定義値を1 とします。

この設定は,プロジェクトに関するユーザ情報として保存されます。

ccrhコマンドの-Dオプションに相当します。

指定したマクロはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コア単独デバッグ時のビルド用定義マクロ[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

256文字までの文字列

256個まで指定可能です。

デバッグ時に優先する

複数のブート・ローダ・プロジェクトを持つプロジェクトでコア単独デバッグを行う際,このブート・ローダ・プロジェクトを他のブート・ローダ・プロジェクトより優先してデバッグ対象とするかどうかを選択します。

なお,ブート・ローダ・プロジェクトが1つの場合は設定不要です。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

このブート・ローダ・プロジェクトを他のブート・ローダ・プロジェクトより優先します。

いいえ

このブート・ローダ・プロジェクトを他のブート・ローダ・プロジェクトより優先しません。

(3)

[記録]

記録に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

メモ

このブート・ローダにメモを追加します。

1行に1項目ずつ指定します。

この設定はすべてのビルド・モードで共通です。

追加したメモはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

メモ[項目数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

256文字までの文字列

256個まで指定可能です。