20.13 データ・キュー情報(dataqueue[])
ここでは,各データ・キュー定義します。

形式

< >内は,ユーザが記述する部分を示します。

 dataqueue[ <1. ID番号> ] {
     name          = <2. ID名称(name)>;
     buffer_size   = <3. データ数(buffer_size)>;
     wait_queue    = <4. 待ちキュー属性(wait_queue)>;
 };


1 ) ID番号

- 説明
データ・キューID番号を定義します。


- 定義形式
数値


- 定義範囲
1〜255


- 省略時の扱い
cfg600pxがID番号を自動的に割り当てます。


2 ) ID名称(name

- 説明
ID名称を定義します。指定されたID名称は,システム情報ヘッダ・ファイル(kernel_id.h)に以下の形式で出力されます。


 #define <ID名称>   <ID番号>
- 定義形式
シンボル


- 定義範囲



- 省略時の扱い
省略不可


3 ) データ数(buffer_size

- 説明
データ・キューに格納可能なデータ数を定義します。


- 定義形式
数値


- 定義範囲
0〜65535


- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時は0)を適用


4 ) 待ちキュー属性(wait_queue

- 説明
送信待ちキューの属性を定義します。
なお,受信待ちキューは常にFIFO順で管理されます。



- 定義形式
シンボル


- 定義範囲
以下のいずれか。


TA_TFIFO: FIFO順

TA_TPRI: タスクの現在優先度順
ただし,同じ現在優先度のタスクの中ではFIFO順


- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時はTA_TFIFO)を適用