ref_mpl

iref_mpl

概要

可変長メモリ・プール詳細情報の参照

C言語形式

 ER      ref_mpl ( ID mplid, T_RMPL *pk_rmpl );
 ER      iref_mpl ( ID mplid, T_RMPL *pk_rmpl );
パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 ID      mplid;
可変長メモリ・プールのID

O

 T_RMPL  *pk_rmpl;
可変長メモリ・プール詳細情報を格納する領域へのポインタ



【 可変長メモリ・プール詳細情報T_RMPLの構造 】

 typedef struct  t_rmpl {
         ID      wtskid;         /*待ちタスクの有無*/
         SIZE    fmplsz;         /*空き領域の合計サイズ*/
         UINT    fblksz;         /*獲得可能なメモリ・ブロックの最大サイズ*/
 } T_RMPL;


機能

mplidで指定された可変長メモリ・プールの可変長メモリ・プール詳細情報(待ちタスクの有無,空き可変長メモリ・ブロックの合計サイズなど)をpk_rmplで指定された領域に格納します。

- wtskid
可変長メモリ・プールの待ちキューにタスクがキューイングされているか否かが格納されます。

TSK_NONE: 待ちキューにタスクはキューイングされていない

その他: 待ちキューの先頭にキューイングされているタスクのID

- fmplsz
可変長メモリ・プールの空き領域の合計サイズ(単位:バイト)が格納されます。

- fblksz
獲得可能なメモリ・ブロックの最大サイズ(単位:バイト)が格納されます。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_PAR

-17

パラメータ・エラー

- pk_rmpl == NULL

E_ID

-18

不正ID番号

- mplid≦0

- mplid > VTMAX_MPL

E_CTX

-25

コンテキスト・エラー

- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。

- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。

備考 タスクからiref_mplを発行した場合,および非タスクからref_mplを発行した場合,コンテキスト・エラーは検出されず,システムの正常な動作は保証されません。

E_MACV

-26

メモリ・アクセス違反(ref_mplのみ)

- 呼び出しタスクからのpk_rmplが示す領域に対するオペランド・ライト・アクセス許可がない。

E_NOEXS

-42

オブジェクト未生成

- mplidの可変長メモリ・プールが存在しない。