act_tsk

iact_tsk

概要

タスクの起動(起動要求をキューイングする)

C言語形式

 ER      act_tsk ( ID tskid );
 
 ER      iact_tsk ( ID tskid );
 

アセンブリ言語形式

 MOV     A, #tskid
 CALL    !!_act_tsk
 
 MOV     A, #tskid
 CALL    !!_iact_tsk
 

パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 ID      tskid;
タスクのID

TSK_SELF: 自タスク

数値: タスクのID

 

機能

tskidで指定されたタスクをDORMANT状態からREADY状態へと遷移させます。

これにより,対象タスクは,初期優先度に対応したレディ・キューの最後尾にキューイングされ,RI78V4のスケジューリング対象となります。

ただし,本サービス・コールを発行した際,対象タスクがDORMANT状態以外の状態へと遷移していた場合には,状態操作処理は実行されず,起動要求カウンタの加算処理(起動要求カウンタに0x1を加算)が実行されます。

備考1 RI78V4が管理する起動要求カウンタは,7ビット幅で構成されています。このため,本サービス・コールの発行により,起動要求数が最大カウント値127を越える場合には,カウンタ操作処理は実行されず,戻り値として“E_QOVR”が返されます。

備考2 本サービス・コールの発行により起動されたタスクには,起動コードとして“拡張情報exinf”が引き渡されます。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_QOVR

-43

起動要求数が127を越えた