次に示すカテゴリごとに,デバッグ・ツールの基本設定を行います。
展開表示することにより,現在のメモリ・マッピングの状況が,メモリ領域の種別ごとに詳細表示されます。
メモリ種別がExternal Memoryの場合のみ[アクセス幅[ビット]]プロパティを表示します。
アクセス幅[ビット]をドロップダウン・リストにより選択します。
External Memoryは,選択しているマイクロコントローラが,外部メモリ領域をサポートしている場合のみ表示します。
選択しているマイクロコントローラがマルチコア対応版の場合,コア(PE)の選択を切り替えることにより,PEごとのメモリ・マッピングの状況を表示します(「2.7 コア(PE)の選択」参照)。 |
[はい]を選択した場合,ダウンロードの際,またはメモリ パネル/ウォッチ パネルで値を変更した際にベリファイを行います(デフォルト)。
プログラム実行中におけるメモリ・アクセス(リアルタイム表示更新機能)に関する設定を行います。
リアルタイム表示更新機能についての詳細は,「2.10.1.4 プログラム実行中にメモリの内容を表示/変更する」を参照してください。
プログラム実行中に内蔵RAM領域にアクセスするか否かを選択します。
アクセスを許可する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。
プログラム実行中に,メモリ パネル/ウォッチ パネルの表示内容を更新するか否かを選択します。
表示内容の更新を行う場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。
このプロパティは,[実行中に表示更新を行う]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示されます。
プログラム実行中に,メモリ パネル/ウォッチ パネルの表示内容を更新する間隔を指定します。
直接入力により,100〜65500の整数(100 ms未満の端数切り上げ)を指定してください(デフォルト:[500])。
このカテゴリでは,プログラム実行中におけるイベントの設定に関する設定を行います。
プログラム実行中,またはトレーサ/タイマ動作中には設定することができないイベントを,プログラムの実行,またはトレーサ/タイマの動作を強制的に一瞬停止させることで設定を行うか否かを選択します。
このプロパティの対象となるイベント種別については,「2.17.6.2 実行中に設定/削除可能なイベント種別」を参照してください。
プログラム実行中,またはトレーサ/タイマ動作中に,イベントの設定を行う場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。
このカテゴリでは,プログラム実行中におけるリセット操作に関する設定を行います。
プログラム実行中のリセット操作,または強制ブレークに失敗した場合に,強制リセットを実施するか否かを選択します。
以下の原因でリセットに失敗する場合に自動的に強制リセットを試みます。
強制リセットに成功した場合,全てのコア(PE)がリセット後ブレーク状態に遷移します。
強制リセットを実施したい場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。
ブレーク機能,およびこのカテゴリ内の設定についての詳細は,「2.9 プログラムの停止(ブレーク)」を参照してください。
トレース機能,およびこのカテゴリ内の設定についての詳細は,「2.12 実行履歴の収集」を参照してください。
WAIT信号をFull-spec emulatorに入力する場合は,[いいえ]を選択してください(デフォルト:[はい])。
[接続設定用]タブ上の[ターゲット・ボードを接続している]プロパティにおいて[いいえ]を選択している場合,このプロパティは[はい]に固定となります(変更不可)。 |
RESET信号をFull-spec emulatorに入力する場合は,[いいえ]を選択してください(デフォルト:[はい])。
[接続設定用]タブ上の[ターゲット・ボードを接続している]プロパティにおいて[いいえ]を選択している場合,このプロパティは[はい]に固定となります(変更不可)。 |
このプロパティは,[RESET信号をマスクする]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示されます。
マスクするRESET信号を次のドロップダウン・リストより選択します。
このプロパティを[TARGET RESET信号]に設定できないPODの場合,このプロパティはデバッグ・ツールとの接続時に[TARGET RESET信号とINTERNAL RESET信号]に固定となります(変更不可)。 |
ターゲット・ボード上のPWRGD信号をFull-spec emulatorに入力する場合は,[いいえ]を選択してください(デフォルト:[はい])。
[接続設定用]タブ上の[ターゲット・ボードを接続している]プロパティにおいて[いいえ]を選択している場合,このプロパティは[はい]に固定となります(変更不可)。 |
マルチコアのデバッグ・モードを次のドロップダウン・リストにより選択します。
トレース・データを収集できるコアは,このプロパティの選択により異なります。 |
マイクロコントローラに搭載されている全てのコアの実行と停止を同期させます(デフォルト)。 トレース・データを収集できるコアは,プロパティ パネルの[デバッグ・ツール設定]タブの[トレース]カテゴリ内[トレースの取得対象]プロパティで[デバッグ対象コアのみ]または,[全てのコア]を選択できます。 |
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トレース・データを収集できるコアは,プロパティ パネルの[デバッグ・ツール設定]タブの[トレース]カテゴリ内[トレースの取得対象]プロパティで選択したコアのみとなります。 |
デバッグ対象の選択については,「2.7 コア(PE)の選択」を参照してください。
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラがマルチコアの場合のみ表示します。
このプロパティは,すべてのコアが停止状態の場合のみ変更可能です。
初期停止状態をデバッグする場合は,[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。
詳細は,「2.8.2.2 マイクロコントローラ(CPU)をリセットしてから実行する(初期停止デバッグ)」を参照してください。
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラがマルチコアの場合のみ表示します。
また,初期停止状態をデバッグする機能を持つマイクロコントローラの場合のみ,このプロパティは変更可能です。
指定セクションをスキップする場合は,[はい]を選択してください。(デフォルト:[いいえ])。
このプロパティは,[指定セクションをスキップする]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示します。
設定は,このプロパティを選択すると欄内右端に表示される[...]ボタンをクリックすることでオープンする,指定セクション ダイアログ上で行います。