2.3.2.1 [接続用設定]タブ

次に示すカテゴリごとに,デバッグ・ツールとの接続に関する設定を行います。

 

(1) [内部ROM/RAM]

(2) [クロック]

(3) [ターゲット・ボードとの接続]

 

(1)

[内部ROM/RAM]

内部ROM/RAMに関する設定を行います。

デフォルトで,選択しているマイクロコントローラの内部ROM/RAMサイズが設定されます。

選択しているマイクロコントローラと同様のメモリ・マッピングでデバッグを行う場合は,このカテゴリ内の設定を変更する必要はありません。

注意

設定を変更する際は,他のメモリ・マッピング領域と重複しないよう注意が必要です。

図 2.8

[内部ROM/RAM]カテゴリ【IECUBE】

(a)

[内部ROMサイズ[Kバイト]]

エミュレーションする内部ROMサイズを選択します(単位:Kバイト)。

IECUBEのメモリ資源を利用してメモリ・マッピングを変更後にデバッグを行う場合のみ,値の変更を行ってください。

(b)

[内部RAMサイズ[バイト]]

エミュレーションする内部RAMサイズを選択します(単位:バイト)。

IECUBEのメモリ資源を利用してメモリ・マッピングを変更後にデバッグを行う場合のみ,値の変更を行ってください。

(c)

[データフラッシュ・メモリ・サイズ[Kバイト]]

選択しているマイクロコントローラのデータフラッシュ・メモリ領域のサイズを表示します(単位:Kバイト)。

このプロパティ値を変更することはできません。

(2)

[クロック]

クロックに関する設定を行います。

図 2.9

[クロック]カテゴリ【IECUBE】

(a)

[メイン・クロック・ソース]

CPUに入力するメイン・クロック・ソースを,次のドロップダウン・リストにより選択します。

クロック・ソケット

IECUBEのクロック・ソケットに実装されている発振器のクロックを使用します。

外部

ターゲット・ボード上のメイン・クロック(矩形波)を使用します。

エミュレータで生成

IECUBE内部で生成したクロックを使用します(デフォルト)。

注意

IECUBEがCS+に接続している場合,このプロパティ値を変更することはできません。

(b)

[メイン・クロック周波数[MHz]]

このプロパティは,[メイン・クロック・ソース]プロパティにおいて,[エミュレータで生成]を選択した場合のみ表示されます。

メイン・クロック周波数を選択します(デフォルト:[4.00])。

備考

選択しているマイクロコントローラの種類により,選択できる周波数は異なります。

(c)

[サブ・クロック・ソース]

CPUと周辺機器に入力するサブ・クロック・ソースを,次のドロップダウン・リストにより選択します。

外部

ターゲット・ボード上のメイン・クロック(矩形波)を使用します。

エミュレータで生成

IECUBE内部で生成したクロックを使用します(デフォルト)。

注意

IECUBEがCS+に接続している場合,このプロパティ値を変更することはできません。

(d)

[サブ・クロック周波数[kHz]]

このプロパティは,[サブ・クロック・ソース]プロパティにおいて,[エミュレータで生成]を選択した場合のみ表示されます。

サブ・クロック周波数を選択します(デフォルト:[32.768])。

(3)

[ターゲット・ボードとの接続]

ターゲット・ボードとの接続に関する設定を行います。

図 2.10

[ターゲット・ボードとの接続]カテゴリ【IECUBE】

(a)

[ターゲット・ボードを接続している]

IECUBEにターゲット・ボードを接続しているか否かを選択します。

ターゲット・ボードと接続している場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

注意

IECUBEがCS+に接続している場合,このプロパティ値を変更することはできません。