2.11.1.3 【シミュレータ】の場合

設定は,プロパティ パネル[デバッグ・ツール設定]タブ上の[トレース]カテゴリ内で行います。

図 2.110

[トレース]カテゴリ【シミュレータ】

(1)

[トレース機能を使用する]

トレース機能を使用するか否かを選択します。

トレース機能を使用する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

(2)

[実行前にトレース・メモリをクリアする]

トレース機能を開始する前に,トレース・メモリを一度クリア(初期化)するか否かを選択します。

クリアする場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。

備考

トレース パネルのツールバーの ボタンをクリックすることにより,トレース・メモリを強制的にクリアすることができます。

(3)

[トレース・メモリを使い切った後の動作]

トレース・メモリが収集したトレース・データでいっぱいになった際の動作を,次のドロップダウン・リストにより選択します。

トレース・メモリを上書きし実行を続ける

トレース・メモリがいっぱいになると,古いトレース・データに上書きを続けます(デフォルト)。

[実行前にトレース・メモリをクリアする]プロパティで[はい]を選択している場合は,再実行時,トレース・データをクリアしたのちトレース・データの書き込みを行います。

トレースを停止する

トレース・メモリがいっぱいになると,トレース・データの書き込みを停止します(プログラムの実行は停止しません)。

停止する

トレース・メモリがいっぱいになると,トレース・データの書き込みを停止すると同時にプログラムの実行を停止します。

(4)

[トレース・タイム・タグを積算する]

トレースの時間表示を積算表示にするか否かをドロップダウン・リストにより選択します。

トレースの時間表示を積算表示にする場合は[はい]を,差分表示にする場合は[いいえ]を選択してください(デフォルト)。

(5)

[トレース・メモリ・サイズ[フレーム]]

トレース・メモリのサイズ(トレース・フレーム数)を選択します(デフォルト:[4K])。

なお,トレース・フレームはトレース・データの一単位を表し,フェッチ/ライト/リードなどで,それぞれ1つのトレース・フレームを使用します。