ブレーク・ポイントの設定
ソース中の意図的な場所でプログラムを停止させたい場合は,ブレーク・ポイントを設定することで,実行前ブレークすることができます。
先ほどウォッチ登録した変数(count2)が,どのような値に変化するのかをプログラムを実行→ブレークすることで確認しましょう。
下図のようにソース行の左の空欄(イベント・エリア)をクリックしてください。ブレーク・ポイントが設定され,行が赤色で表示されます。 |
メニューの「リセット&実行ボタン」をクリックしてください。 |
ブレーク設定行でプログラムがブレークし,ブレーク行が黄色で表示されます。 |
ウォッチ・パネルを確認すると,[count2]の値が1にカウント・アップされています。 |
ステータス・バーに[BREAK]と表示され,ブレーク時のPC値が表示されています。 |
ワンポイント・アドバイス |
ソフトウェア・ブレークとハードウェア・ブレークについて
ブレーク・ポイントはソフトウェア・ブレークとハードウェア・ブレークの2種類あります。
ソフトウェア・ブレークは指定したアドレスの命令コードを一時的にブレーク用の命令に置き換えるため、フラッシュメモリの書き換えが発生します。ハードウェア・ブレークはフラッシュメモリの書き換えはありませんが、設定本数に制限があります。
どちらを使用するかは、RX E1(JTAG)(デバッグツール)プロパティパネルの[デバッグ・ツール設定]タブ上の[ブレーク]カテゴリの[優先的に使用するブレークポイントの種類]で行います。