[リンク・オプション]タブ


本タブでは,リンク・フェーズに対して,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

 

(1) [デバッグ情報]

(2) [最適化(詳細)]

(3) [入力ファイル]

(4) [出力ファイル]

(5) [ライブラリ]

(6) [出力コード]

(7) [リスト]

(8) [セクション]

(9) [ベリファイ]

(10) [メッセージ]

(11) [その他]

注意

本タブは,ライブラリ用のプロジェクトの場合は表示しません。

図 A.5

プロパティ パネル:[リンク・オプション]タブ

[各カテゴリの説明]

(1)

[デバッグ情報]

デバッグ情報に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

デバッグ情報を出力する

デバッグ情報を出力するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-DEBug,および-NODEBugオプションに相当します。

デフォルト

はい(出力ファイル内)(-DEBug)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(出力ファイル内)(-DEBug)

デバッグ情報を出力します。

いいえ(-NODEBug)

デバッグ情報を出力しません。

デバッグ情報を圧縮する

デバッグ情報を圧縮するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-COmpress,および-NOCOmpressオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[デバッグ情報を出力する]プロパティで[はい(出力ファイル内)(-DEBug)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ(-NOCOmpress)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-Compress)

デバッグ情報を圧縮します。

デバッガのロード速度が速くなります。

いいえ(-NOCOmpress)

デバッグ情報を圧縮しません。

リンク時間が短くなります。

ローカル・シンボル名情報を消去する

ローカル・シンボル名情報を消去するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-Hideオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい (-Hide)

ローカル・シンボル名情報を消去します。

いいえ

ローカル・シンボル名情報の消去を行いません。

(2)

[最適化(詳細)]

最適化に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

外部シンボル割り付け情報ファイルを出力する

外部シンボル割り付け情報ファイルを出力するかどうかを選択します。

[コンパイル・オプション]タブ[最適化(詳細)]カテゴリの[外部変数アクセス最適化を行う]プロパティで[はい(モジュール間で最適化)(-Omap)]を選択した場合,本プロパティは[はい (-Map)]となります。

rlinkコマンドの-MApオプション に相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい (-MAp)

外部シンボル割り付け情報ファイルを出力します。

いいえ

外部シンボル割り付け情報ファイルを出力しません。

(3)

[入力ファイル]

入力ファイルに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

オブジェクト・ファイル

オブジェクト・ファイルを指定します。

「ライブラリ(モジュール)」の形式で1行に1つずつ指定します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

rlinkコマンドの-Inputオプションに相当します。

オブジェクト・ファイル名はサブプロパティとして表示します。

デフォルト

オブジェクト・ファイル[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1024文字までの文字列

256個まで指定可能です。

バイナリ・ファイル

バイナリ・ファイルを指定します。

ファイル名(セクション名[:アライメント数][/セクション属性][,シンボル名])」の形式で1行に1つずつ指定します。

「:アライメント数」,「/セクション属性」,「,シンボル名」の部分は省略可能です。

アライメント数に指定可能な値は,1,2,4,8,16,32のいずれかです。

省略した場合は,1を指定したものとみなします。

セクション属性に指定可能なものは,“CODE”,または“DATA”です。

省略した場合は,書き込み,読み取り,実行,すべての属性が有効になります。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

rlinkコマンドの-Binaryオプションに相当します。

バイナリ・ファイル名はサブプロパティとして表示します。

デフォルト

バイナリ・ファイル[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1024文字までの文字列

256個まで指定可能です。

シンボル定義

シンボルを定義します。

シンボル名=シンボル名」,または「シンボル名=数値」の形式で1行に1つずつ指定します。

数値は16進数で指定します。

rlinkコマンドの-DEFineオプションに相当します。

シンボル名はサブプロパティとして表示します。

デフォルト

シンボル定義[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

256文字までの文字列

256個まで指定可能です。

(4)

[出力ファイル]

出力ファイルに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

出力フォルダ

出力フォルダを指定します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

空欄の場合は,プロジェクト・フォルダを指定したものとみなします。

rlinkコマンドの-OUtputオプションに相当します。

デフォルト

%BuildModeName%

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,フォルダの参照 ダイアログによる編集

指定可能値

247文字までの文字列

出力ファイル名

出力ファイル名を指定します。

拡張子を省略した場合は,“.abs”を自動的に付加します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

rlinkコマンドの-OUtputオプションに相当します。

デフォルト

%ProjectName%.abs

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

259文字までの文字列

(5)

[ライブラリ]

ライブラリに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

使用するライブラリ・ファイル

使用するライブラリ・ファイルを指定します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

rlinkコマンドの-LIBraryオプションに相当します。

ライブラリ・ファイル名はサブプロパティとして表示します。

デフォルト

使用するライブラリ・ファイル[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,パス編集 ダイアログによる編集

→[参照]ボタンをクリックし,使用するライブラリ・ファイルを指定 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

259文字までの文字列

65536個まで指定可能です。

システム・ライブラリ・ファイル

システム・ライブラリ・ファイルを表示します。

rlinkコマンドの-LIBraryオプションに相当します。

システム・ライブラリ・ファイル名はサブプロパティとして表示します。

デフォルト

システム・ライブラリ・ファイル[定義数]

指定可能値

変更不可

標準ライブラリを使用する

コンパイラが提供する標準ライブラリを使用するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-LIBraryオプションに相当します。

なお,[はい(V1.01互換)]は,CC-RH V1.02.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.02.00以上を選択した場合に表示します。

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

標準ライブラリを使用します。

はい(V1.01互換)

CC-RH V1.01互換ライブラリを使用します。

いいえ

標準ライブラリを使用しません。

標準ライブラリ関数を使用する

標準ライブラリ関数を使用するかどうかを選択します。

[数学ライブラリ(倍精度)関数を使用する],または[数学ライブラリ(単精度)関数を使用する]プロパティで[はい]を選択した場合,本プロパティは[はい]となります。

rlinkコマンドの-LIBraryオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合に表示します。

-

CC-RH V1.02.00未満をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.02.00未満を選択した場合

-

[標準ライブラリを使用する]プロパティで[はい]を選択した場合

 

または

-

CC-RH V1.02.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.02.00以上を選択した場合

-

[標準ライブラリを使用する]プロパティで[はい(V1.01互換)]を選択した場合

デフォルト

はい(-LIBrary=libc)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-LIBrary=libc)

標準ライブラリ関数を使用します。

いいえ

標準ライブラリ関数を使用しません。

数学ライブラリ(倍精度)関数を使用する

数学ライブラリ(倍精度)関数を使用するかどうかを選択します。

[標準ライブラリ関数を使用する]プロパティで[いいえ]を選択した場合,本プロパティは[いいえ]となります。

rlinkコマンドの-LIBraryオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合に表示します。

-

CC-RH V1.02.00未満をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.02.00未満を選択した場合

-

[標準ライブラリを使用する]プロパティで[はい]を選択した場合

 

または

-

CC-RH V1.02.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.02.00以上を選択した場合

-

[標準ライブラリを使用する]プロパティで[はい(V1.01互換)]を選択した場合

デフォルト

はい(-LIBrary=libm)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-LIBrary=libm)

数学ライブラリ(倍精度)関数を使用します。

いいえ

数学ライブラリ(倍精度)関数を使用しません。

数学ライブラリ(単精度)関数を使用する

数学ライブラリ(単精度)関数を使用するかどうかを選択します。

[標準ライブラリ関数を使用する]プロパティで[いいえ]を選択した場合,本プロパティは[いいえ]となります。

rlinkコマンドの-LIBraryオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合に表示します。

-

CC-RH V1.02.00未満をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.02.00未満を選択した場合

-

[標準ライブラリを使用する]プロパティで[はい]を選択した場合

 

または

-

CC-RH V1.02.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.02.00以上を選択した場合

-

[標準ライブラリを使用する]プロパティで[はい(V1.01互換)]を選択した場合

デフォルト

はい(-LIBrary=libmf)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-LIBrary=libmf)

数学ライブラリ(単精度)関数を使用します。

いいえ

数学ライブラリ(単精度)関数を使用しません。

標準・数学ライブラリ関数を使用する

標準・数学ライブラリ関数を使用するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-LIBraryオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合に表示します。

-

CC-RH V1.02.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.02.00以上を選択した場合

-

[標準ライブラリを使用する]プロパティで[はい]を選択した場合

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

標準・数学ライブラリ関数を使用します。

いいえ

標準・数学ライブラリ関数を使用しません。

メモリの解放時にメモリ破壊を検出する

メモリの解放時にメモリ破壊を検出するかどうかを選択します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

本機能により,mallocなどで動的に割り当てたメモリを解放または再割り当てする際,不正なアドレスが指定されたり,確保したメモリの領域外に書き込みがあったりした場合に,ユーザ定義の__heap_chk_fail()関数を呼び出します。詳細はコンパイラのユーザーズ・マニュアルを参照してください。

rlinkコマンドの-LIBraryオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合のみ表示します。

-

CC-RH V1.04.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.04.00以上を選択した場合

-

[標準・数学ライブラリ関数を使用する]プロパティで[はい]を選択した場合

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

メモリの解放時にメモリ破壊を検出します。

いいえ

メモリの解放時にメモリ破壊を検出しません。

非局所分岐関数を使用する

非局所分岐関数を使用するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-LIBraryオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[標準ライブラリを使用する]プロパティで[いいえ]以外を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-LIBrary=libsetjmp)

非局所分岐関数を使用します。

いいえ

非局所分岐関数を使用しません。

(6)

[出力コード]

出力コードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

実行開始アドレスを指定する

実行開始アドレスを外部定義シンボル,またはアドレスで指定するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-ENTryオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-ENTry)

実行開始アドレスを外部定義シンボル,またはアドレスで指定します。

いいえ

実行開始アドレスを外部定義シンボル,またはアドレスで指定しません。

実行開始アドレス

実行開始アドレスを指定します。

シンボル名」,または「アドレス」の形式で指定します。

アドレスは16進数で指定します。

rlinkコマンドの-ENTryオプションに相当します。

実行開始アドレスはサブプロパティとして表示します。

なお,本プロパティは,[実行開始アドレスを指定する]プロパティで[はい(-ENTry)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

32767文字までの文字列

セクション終端にパディング・データを埋め込む

セクション終端にパディング・データを埋め込むかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-PADDINGオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい (-PADDING)

セクション・サイズが,セクションのアライメントの倍数となるように,セクションの終端にデータを埋め込みます。

いいえ

セクション終端にパディング・データを埋め込みません。

オーバーラン・フェッチを回避する

オーバーラン・フェッチに伴う空き領域の読み出しを回避するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-OVERRUN_FETCHオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい (-OVERRUN_FETCH)

セクション間,および終端コード・セクションの直後に128バイト以上の空き領域が存在する場合,空き領域に対して128バイトのNOP命令を挿入します。

いいえ

オーバーラン・フェッチに伴う空き領域の読み出しの回避を指定しません。

不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを生成する

不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを生成するかどうかを選択します。

[コンパイル・オプション]タブ[品質向上関連]カテゴリの[不正な間接関数呼び出しを検出する]プロパティで[はい (-control_flow_integrity)]を選択した場合,本プロパティは[はい (-CFI)]となります。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

rlinkコマンドの-CFIオプションに相当します。

なお,本プロパティは,CC-RH V1.07.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.07.00以上を選択した場合に表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい (-CFI)

不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを生成します。

いいえ

不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを生成しません。

関数リストに追加する関数シンボルまたはアドレス

不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストに追加する関数シンボル,またはアドレスを指定します。

不正な間接関数呼び出し検出では,安全な呼び出し先のリストを作成し,ロード・モジュールに埋め込み,実行時に参照します。リストはリンカの入力から自動的に作成されますが,そこに任意の関数シンボル,またはアドレスを追加したい場合は,本プロパティで設定してください。

関数シンボル|アドレス[,...]」の形式で1行に1つずつ指定します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

rlinkコマンドの-CFI_ADD_Func オプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合のみ表示します。

-

CC-RH V1.07.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.07.00以上を選択した場合

-

[不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを生成する]プロパティで[はい (-CFI)]を選択した場合

デフォルト

関数リストに追加する関数シンボルまたはアドレス[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

32767文字までの文字列

65536個まで指定可能です。

関数リストから除外するモジュール

不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストから除外するモジュールを指定します。

不正な間接関数呼び出し検出では,安全な呼び出し先のリストを作成し,ロード・モジュールに埋め込み,実行時に参照します。リストはリンカの入力から自動的に作成されますが,その入力から除外したいモジュールがある場合は,本プロパティで設定してください。

モジュール名[,...]」の形式で1行に1つずつ指定します。

指定したモジュール内の全関数が関数リストから除外されます。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

rlinkコマンドの-CFI_IGNORE_Moduleオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合のみ表示します。

-

CC-RH V1.07.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.07.00以上を選択した場合

-

[不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを生成する]プロパティで[はい (-CFI)]を選択した場合

デフォルト

関数リストから除外するモジュール[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

32767文字までの文字列

65536個まで指定可能です。

(7)

[リスト]

リストに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

リンク・マップ・ファイルを出力する

リンク・マップ・ファイルを出力するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-LISt,および-SHowオプションに相当します。

デフォルト

はい(リスト内容=選択)(-LISt)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(リスト内容=指定なし)(-LISt -SHow)

リンク・マップ・ファイルに出力フォーマットに従った情報を出力します。

はい(リスト内容=すべて)(-LISt -SHow=ALL)

リンク・マップ・ファイルに出力フォーマットに従ったすべての情報を出力します。

はい(リスト内容=選択)(-LISt)

リンク・マップ・ファイルに指定した情報を出力します。

いいえ

リンク・マップ・ファイルを出力しません。

シンボル情報を出力する

シンボル情報(シンボル・アドレス,サイズ,種別,最適化内容)を出力するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-SHow=SYmbolオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[リンク・マップ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(リスト内容=選択)(-LISt)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-SHow=SYmbol)

シンボル情報を出力します。

いいえ

シンボル情報を出力しません。

シンボルの参照回数を出力する

シンボルの参照回数を出力するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-SHow=Referenceオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[リンク・マップ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(リスト内容=選択)(-LISt)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-SHow=Reference)

シンボルの参照回数を出力します。

いいえ

シンボルの参照回数を出力しません。

クロス・リファレンス情報を出力する

クロス・リファレンス情報を出力するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-SHow=XReferenceオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[リンク・マップ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(リスト内容=選択)(-LISt)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-SHow=Xreference)

クロス・リファレンス情報を出力します。

いいえ

クロス・リファレンス情報を出力しません。

セクションの合計サイズを出力する

セクションの合計サイズを出力するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-SHow=Total_sizeオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[リンク・マップ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(リスト内容=選択)(-LISt)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-SHow=Total_size)

ROM配置対象,RAM配置対象ごとに,セクションの合計サイズを出力します。

いいえ

セクションの合計サイズを出力しません。

構造体/共用体のメンバ情報を出力する

構造体/共用体のメンバ情報を出力するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-SHow=STRUCTオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合に表示します。

-

CC-RH V1.02.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.02.00以上を選択した場合

-

[リンク・マップ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(リスト内容=選択)(-LISt)]を選択した場合

-

[デバッグ情報を圧縮する]プロパティで[いいえ(-NOCOmpress)]を選択した場合

-

[ローカル・シンボル名情報を消去する]プロパティで[いいえ]を選択した場合

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-SHow=STRUCT)

構造体/共用体のメンバ情報を出力します。

いいえ

構造体/共用体のメンバ情報を出力しません。

セクションに対応する再配置属性を出力する

セクションに対応する再配置属性を出力するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-SHow=RELOCATION_ATTRIBUTEオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合に表示します。

-

CC-RH V1.06.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.06.00以上を選択した場合

-

[リンク・マップ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(リスト内容=選択)(-LISt)]を選択した場合

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-SHow=RELOCATION_ATTRIBUTE)

セクションに対応する再配置属性を出力します。

いいえ

セクションに対応する再配置属性を出力しません。

不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを出力する

不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを出力するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-SHow=CFIオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合のみ表示します。

-

CC-RH V1.07.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.07.00以上を選択した場合

-

[出力コード]カテゴリの[不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを生成する]プロパティで[はい(-CFI)]を選択した場合

-

[リンク・マップ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(リスト内容=選択)(-LISt)]を選択した場合

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい (-SHow=CFI)

不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを出力します。

いいえ

不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストを出力しません。

(8)

[セクション]

セクションに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

セクションの開始アドレス

セクションの開始アドレスを指定します。

なお,デフォルトのプロパティ値はサンプルのため,適切な内容を設定してください。

rlinkコマンドの-STARtオプションに相当します。

デフォルト

VECT,.const,.text,.data/00000000,RESET/01000000,.data.R,.bss,.stack.bss/FEBF8000

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,セクション設定 ダイアログによる編集

指定可能値

32767文字までの文字列

スタートアップの属するセクション

スタートアップの属するセクションを指定します。

1行に1つずつ指定します。

本プロパティを指定することにより,マルチコア用ブート・ローダから呼び出すスタートアップのシンボルがブート・ローダ・プロジェクトに登録されます。

rlinkコマンドの-FSymbolオプションに相当します。

セクション名はサブプロパティとして表示します。

なお,本プロパティは,マルチコア設定ツール・ノードの[ブート・ローダ]タブの[構成するアプリケーション・プロジェクト]プロパティに設定しているプロジェクトの場合のみ表示します。

デフォルト

スタートアップの属するセクション[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

32767文字までの文字列

65535個まで指定可能です。

外部定義シンボルをファイル出力するセクション

外部定義シンボルをファイル出力するセクションを指定します。

1行に1つずつ指定します。

rlinkコマンドの-FSymbolオプションに相当します。

セクション名はサブプロパティとして表示します。

デフォルト

外部定義シンボルをファイル出力するセクション[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

32767文字までの文字列

65535個まで指定可能です。

セクション・アライメント

アライメント数を16バイトに変更するセクションを指定します。

1行に1つずつ指定します。

rlinkコマンドの-ALIGNED_SECTIONオプションに相当します。

セクション名はサブプロパティとして表示します。

デフォルト

セクション・アライメント[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

32767文字までの文字列

65535個まで指定可能です。

ROMからRAMへマップするセクション

ROMからRAMへマップするセクションを指定します。

ROMセクション名=RAMセクション名」の形式で1行に1つずつ指定します。

rlinkコマンドの-ROmオプションに相当します。

セクション名はサブプロパティとして表示します。

デフォルト

ROMからRAMへマップするセクション[定義数]

サブプロパティには“.data=.data.R”が指定されます。

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

32767文字までの文字列

65535個まで指定可能です。

(9)

[ベリファイ]

ベリファイに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

セクションの割り付けアドレスをチェックする

セクションの割り付けアドレスの整合性をチェックするかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-CPuオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-CPu)

セクションの割り付けアドレスの整合性をチェックします。

いいえ

セクションの割り付けアドレスの整合性をチェックしません。

メモリ種別のアドレス範囲

メモリ種別のアドレス範囲を指定します。

メモリ種別=先頭アドレス-終了アドレス」の形式で1行に1つずつ指定します。

メモリ種別に指定可能なものは,“ROm”,“RAm”,“FIX”のいずれかです。

先頭アドレス終了アドレスは16進数で指定します。

rlinkコマンドの-CPuオプションに相当します。

メモリ種別のアドレス範囲はサブプロパティとして表示します。

なお,本プロパティは,[セクションの割り付けアドレスをチェックする]プロパティで[はい(-CPu)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

メモリ種別のアドレス範囲[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

32767文字までの文字列

65535個まで指定可能です。

(10)

[メッセージ]

メッセージに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

インフォメーション・メッセージ出力を有効にする

インフォメーション・メッセージの出力を有効にするかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-Message,および-NOMessageオプションに相当します。

デフォルト

いいえ(-NOMessage)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-Message)

インフォメーション・メッセージを出力します。

いいえ(-NOMessage)

インフォメーション・メッセージの出力を抑止します。

抑止するインフォメーション・メッセージの番号

出力を抑止するインフォメーション・メッセージの番号を指定します。

複数指定する場合は,メッセージ番号をカンマで区切って指定します(例:4,200)。

また,ハイフンを使用して,メッセージ番号の範囲を指定することもできます(例:4,200-203,1300)。

rlinkコマンドの-NOMessageオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[インフォメーション・メッセージ出力を有効にする]プロパティで[いいえ(-NOMessage)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

2048文字までの文字列

参照されない定義シンボルを通知する

参照されない定義シンボルを通知するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-MSg_unusedオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[インフォメーション・メッセージ出力を有効にする]プロパティで[はい(-Message)]を選択した場合,または[抑止するインフォメーション・メッセージの番号]プロパティを指定した場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-MSg_unused)

参照されない定義シンボルを通知します。

いいえ

参照されない定義シンボルを通知しません。

ワーニング、エラー・メッセージをインフォメーション・メッセージに変更する

ワーニング,およびエラーのメッセージ種別をインフォメーションに変更するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-CHange_messageオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(すべて)(-CHange_message=Information)

すべてのワーニング,およびエラーのメッセージ種別をインフォメーションに変更します。

はい(メッセージ番号指定)(-CHange_message=Information=<メッセージ番号>)

メッセージ種別をインフォメーションに変更するワーニング,およびエラーのメッセージ番号を指定します。

いいえ

ワーニング,およびエラーのメッセージ種別の変更を行いません。

ワーニング、エラー・メッセージの番号

ワーニング,およびエラーのメッセージの番号を指定します。

複数指定する場合は,メッセージ番号をカンマで区切って指定します(例:4,200)。

また,ハイフンを使用して,メッセージ番号の範囲を指定することもできます(例:4,200-203,1300)。

rlinkコマンドの-CHange_messageオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[ワーニング、エラー・メッセージをインフォメーション・メッセージに変更する]プロパティで[はい(メッセージ番号指定)(-CHange_message=Information=<メッセージ番号>)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

2048文字までの文字列

インフォメーション、エラー・メッセージをワーニング・メッセージに変更する

インフォメーション,およびエラーのメッセージ種別をワーニングに変更するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-CHange_messageオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(すべて)(-CHange_message=Warning)

すべてのインフォメーション,およびエラーのメッセージ種別をワーニングに変更します。

はい(メッセージ番号指定)(-CHange_message=Warning=<メッセージ番号>)

メッセージ種別をワーニングに変更するインフォメーション,およびエラーのメッセージ番号を指定します。

いいえ

インフォメーション,およびエラーのメッセージ種別の変更を行いません。

インフォメーション、エラー・メッセージの番号

インフォメーション,およびエラーのメッセージの番号を指定します。

複数指定する場合は,メッセージ番号をカンマで区切って指定します(例:4,200)。

また,ハイフンを使用して,メッセージ番号の範囲を指定することもできます(例:4,200-203,1300)。

rlinkコマンドの-CHange_messageオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[インフォメーション、エラー・メッセージをワーニング・メッセージに変更する]プロパティで[はい(メッセージ番号指定)(-CHange_message=Warning=<メッセージ番号>)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

2048文字までの文字列

インフォメーション、ワーニング・メッセージをエラー・メッセージに変更する

インフォメーション,およびワーニングのメッセージ種別をエラーに変更するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-CHange_messageオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(すべて)(-CHange_message=Error)

すべてのインフォメーション,およびワーニングのメッセージ種別をエラーに変更します。

はい(メッセージ番号指定)(-CHange_message=Error=<メッセージ番号>)

メッセージ種別をエラーに変更するインフォメーション,およびワーニングのメッセージ番号を指定します。

いいえ

インフォメーション,およびワーニングのメッセージ種別の変更を行いません。

インフォメーション、ワーニング・メッセージの番号

インフォメーション,およびワーニング・メッセージの番号を指定します。

複数指定する場合は,メッセージ番号をカンマで区切って指定します(例:4,200)。

また,ハイフンを使用して,メッセージ番号の範囲を指定することもできます(例:4,200-203,1300)。

rlinkコマンドの-CHange_messageオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[インフォメーション、ワーニング・メッセージをエラー・メッセージに変更する]プロパティで[はい(メッセージ番号指定)(-CHange_message=Error=<メッセージ番号>)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

2048文字までの文字列

(11)

[その他]

リンクに関するその他の詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

スタック情報ファイルを出力する

スタック情報ファイルを出力するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-STACkオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-STACk)

スタック情報ファイルを出力します。

いいえ

スタック情報ファイルを出力しません。

メモリ使用量を削減する

メモリ使用量を削減するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-MEMoryオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合のみ表示します。

-

[デバッグ情報]カテゴリの[デバッグ情報を出力する]プロパティで[いいえ(-NODEBug)],または[デバッグ情報を圧縮する]プロパティで[いいえ(-NOCOmpress)]を選択した場合

-

[最適化(詳細)]カテゴリの[外部シンボル割り付け情報ファイルを出力する]プロパティで[いいえ]を選択した場合

-

以下の条件のうち,いずれか1つが成立する場合

(1)

[リスト]カテゴリの[リンク・マップ・ファイルを出力する]プロパティで[いいえ]を選択した場合

(2)

[リスト]カテゴリの[リンク・マップ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(リスト内容=指定なし)(-LISt -SHow)]を選択した場合

(3)

[リスト]カテゴリの[リンク・マップ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(リスト内容=選択)(-LISt)],[シンボルの参照回数を出力する]プロパティで[いいえ],[クロス・リファレンス情報を出力する]プロパティで[いいえ],および[構造体/共用体のメンバ情報を出力する]プロパティで[いいえ]を選択した場合

-

[スタック情報ファイル出力する]プロパティで[いいえ]を選択した場合

デフォルト

いいえ(-MEMory=High)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-MEMory=Low)

メモリ使用量を削減します。

大規模なプロジェクトをリンクした際,最適化リンカのメモリ使用量が稼動マシンの実装メモリ量を超えてしまい,動作が遅くなっているような場合に選択してください。

いいえ(-MEMory=High)

従来通りの処理を行います。

合計セクション・サイズを表示する

リンク後の合計セクション・サイズを表示するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-Total_sizeオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-Total_size)

リンク後の合計セクション・サイズを表示します。

いいえ

リンク後の合計セクション・サイズを表示しません。

コピーライト情報を表示する

コピーライト情報を表示するかどうかを選択します。

rlinkコマンドの-LOgo,および-NOLOgoオプションに相当します。

デフォルト

いいえ(-NOLOgo)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-LOgo)

コピーライト情報を表示します。

いいえ(-NOLOgo)

コピーライト情報の表示を抑止します。

リンク前に実行するコマンド

リンク処理前に実行するコマンドを指定します。

バッチファイルを指定する場合は,call命令を使用してください(例:call a.bat)。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%LinkedFile% : リンク処理時の出力ファイルの絶対パスに置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%Options% : ビルド実行時のコマンド・ライン・オプションに置換します。

%OutputDir% : 出力フォルダの絶対パスに置換します。

%OutputFile% : 出力ファイルの絶対パスに置換します。

%Program% : 実行中のプログラム名に置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,リンク処理前にPythonコンソールで実行します。

なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

指定したコマンドはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

リンク前に実行するコマンド[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1023文字までの文字列

64個まで指定可能です。

リンク後に実行するコマンド

リンク処理後に実行するコマンドを指定します。

バッチファイルを指定する場合は,call命令を使用してください(例:call a.bat)。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%LinkedFile% : リンク処理時の出力ファイルの絶対パスに置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%Options% : ビルド実行時のコマンド・ライン・オプションに置換します。

%OutputDir% : 出力フォルダの絶対パスに置換します。

%OutputFile% : 出力ファイルの絶対パスに置換します。

%Program% : 実行中のプログラム名に置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,リンク処理後にPythonコンソールで実行します。

なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

指定したコマンドはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

リンク後に実行するコマンド[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1023文字までの文字列

64個まで指定可能です。

その他の追加オプション

その他に追加するリンカのオプションを入力します。

なお,ここで設定したオプションは,リンカのオプション群の最後に付加されます。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列