tslp_tsk

概要

起床待ち状態への移行(タイムアウト付き)

C言語形式

 ER      tslp_tsk ( TMO tmout );


パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 TMO     tmout;
待ち時間(単位:ミリ秒)

TMO_FEVR: 永久待ち

TMO_POL: ポーリング

数値: 待ち時間



機能

自タスクをRUNNING状態からタイムアウト付きのWAITING状態(起床待ち状態)へと遷移させます。

ただし,本サービス・コールを発行した際,自タスクの起床要求がキューイングされていた(起床要求カウンタが0x0以外)場合には,状態操作処理は行わず,起床要求カウンタから0x1を減算します。

なお,起床待ち状態の解除は,以下の場合に行われ,起床待ち状態からREADY状態へと遷移します。

 
起床待ち状態の解除操作

エラー・コード

wup_tskの発行により,起床要求が発行された

E_OK

iwup_tskの発行により,起床要求が発行された

E_OK

rel_waiの発行により,起床待ち状態を強制的に解除された

E_RLWAI

irel_waiの発行により,起床待ち状態を強制的に解除された

E_RLWAI

tmoutで指定された待ち時間が経過した

E_TMOUT



備考 待ち時間tmoutにTMO_FEVRが指定された際には“slp_tskと同等の処理”を実行します。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_PAR

-17

待ち時間の指定が不正(tmout<TMO_FEVR)である

E_CTX

-25

コンテキスト・エラー

- 非タスクから本サービス・コールを発行した

- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した

- ディスパッチ禁止状態から本サービス・コールを発行した

E_RLWAI

-49

rel_wai,またはirel_waiの発行により,起床待ち状態を強制的に解除された

E_TMOUT

-50

待ち時間が経過した