[ダウンロード・ファイル設定]タブ


[ダウンロード・ファイル設定]タブでは,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

なお,ダウンロード方法については,「2.5 ダウンロード/アップロード」を参照してください。

 

(1) [ダウンロード]

(2) [デバッグ情報]

図 A.12

プロパティ パネル:[ダウンロード・ファイル設定]タブ

[各カテゴリの説明]

(1)

ダウンロード]

ダウンロードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

ダウンロードするファイル

ダウンロードするファイルを指定します注1

サブプロパティとして,ダウンロードするファイル名,およびダウンロード条件を下段に展開表示します。

デフォルト

[ダウンロードするファイルの数]

変更方法

ダウンロード・ファイル ダイアログによる選択

ダウンロード・ファイル ダイアログは,このプロパティを選択すると欄内右端に表示される[...]ボタンをクリックすることでオープンします(このパネル上でダウンロード・ファイルを指定することはできません)。

ダウンロード後にCPU をリセットする

ダウンロード後にCPUをリセットするか否かを選択します。

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

ダウンロード後にCPUをリセットします。

いいえ

ダウンロード後にCPUをリセットしません。

ダウンロード前にフラッシュROMを消去する

【Full-spec emulator】

【E1】【E20】

ダウンロード前にフラッシュROMを消去するか否かを選択します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

ダウンロード前にフラッシュROMを消去します。

いいえ

ダウンロード前にフラッシュROMを消去しません。

イベント設定位置の自動変更方法

再ダウンロードすることにより,現在設定されているイベントの設定位置(アドレス)が命令の途中になる場合の再設定方法を選択します注2

デフォルト

イベントを保留にする

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

命令の先頭に移動する

命令の先頭アドレスにイベントを再設定します。

イベントを保留にする

対象イベントを保留状態にします。

Configuration Setting Areaへのダウンロードを許可する【E2】

Configuration Setting Areaへのダウンロードを許可するかどうかを選択します。

Configuration Setting Areaへダウンロードした場合,ダウンロード後にデバッグ・ツールの再接続を実施してください。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

Configuration Setting Areaへのダウンロードを許可します。

いいえ

Configuration Setting Areaへのダウンロードを禁止します。

Block Protection Areaへのダウンロードを許可する【E2】

Block Protection Areaへのダウンロードを許可するかどうかを選択します。

Block Protection Areaへダウンロードした場合,ダウンロード後にデバッグ・ツールの再接続を実施してください。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

Block Protection Areaへのダウンロードを許可します。

いいえ

Block Protection Areaへのダウンロードを禁止します。

Security Setting Areaへのダウンロードを許可する【E2】

Security Setting Areaへのダウンロードを許可するかどうかを選択します。

Security Setting Areaへダウンロードした場合,ダウンロード後にデバッグ・ツールの再接続を実施してください。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

Security Setting Areaへのダウンロードを許可します。

いいえ

Security Setting Areaへのダウンロードを禁止します。

注 1.

メイン・プロジェクト/サブプロジェクトでビルド対象に指定しているファイルは,ダウンロードの対象ファイルから削除することはできません(デフォルトで自動的にダウンロード・ファイルとして登録されます)。なお,ダウンロード可能なファイル形式については,「表 2.2 ダウンロード可能なファイル」を参照してください。

注 2.

デバッグ情報がないイベント設定位置のみが対象となります。デバッグ情報がある場合のイベント設定位置は,常にソース・テキスト行の先頭に移動します。

(2)

デバッグ情報]

デバッグ情報に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

CPUリセット後に指定シンボル位置まで実行する

CPUリセット後に,プログラムを指定シンボル位置まで実行するか否かを選択します。

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

プログラムを指定シンボル位置まで実行します。

いいえ

CPUリセット後にプログラムを実行しません。

指定シンボル

CPUリセット後に,プログラムを実行して停止する位置を指定します。

なお,このプロパティは,[CPUリセット後に指定シンボル位置まで実行する]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示されます。

デフォルト

_main

変更方法

キーボードからの直接入力

指定可能値

0〜“アドレス空間の終了アドレス”のアドレス式

メモリ使用量の上限サイズ[Mバイト]

デバッグ情報の読み込みで使用するメモリ・サイズの上限値を指定します

デフォルト

500

変更方法

キーボードからの直接入力

指定可能値

100〜1000の10進数値

上限値を小さくした場合,デバッグ情報の破棄と再読み込みが頻繁に行われるため,デバッグ・ツールの応答性が低下する場合があります。