1.1 概  要

CS+は,マイクロコントローラ用の統合開発環境(IDE:Integrated Development Environment)です。

各開発フェーズに必要なツールを統合することで,さまざまなツールを使い分ける必要がなくなり,本製品のみでソフトウエア開発における全フェーズを行うことができます。

また,統合されたツールは連携性を重視した設計が行われているため,設計フェーズのアウトプットがデバッグ・フェーズでも自動的に反映されるなど,さまざまなシーンにおける開発効率の向上を実現しています。

さらに,ネットワークを介して本製品のバージョンアップを自動的に行うためのアップデート機能を有し,ソフトウエア開発に必要な環境を容易に構築することができます(フリー・ダウンロード・ツールを除く)。

統合開発環境は,ソフトウエア開発における,準備,設計/実装,デバッグなどの各開発フェーズに必要なツールをプラットフォームであるフレームワークに統合した開発環境です。

備考

CS+のほかに,用途にあわせて,エミュレータやオンチップ・デバッグ・エミュレータ(オンチップ・デバッグ機能内蔵マイクロコントローラ用に接続するエミュレータ),リアルタイムOSパッケージ(リアルタイムOSを使ったシステムの開発に利用)を用意することで,幅広い開発を行うことができます。