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 snd_dtq
 
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 ER      snd_dtq ( ID dtqid, VP_INT data );
 dtqidで指定されたデータ・キューの状況に応じて,以下の処理を行います。
 
 -	 受信待ちキューにタスクがキューイングされている場合
パラメータ
dataで指定されたデータを受信待ちキュー先頭のタスクに渡します。これにより,該当タスクは,受信待ちキューから外れ,WAITING状態(データ受信待ち状態)からREADY状態へ,またはWAITING-SUSPENDED状態からSUSPENDED状態へと遷移します。
 
 -	 受信待ちキューおよび送信待ちキューにタスクがキューイングされておらず,データ・キューに空き領域がある場合
パラメータ
dataで指定されたデータをデータ・キューに格納します。
 
 -	 受信待ちキューおよび送信待ちキューにタスクがキューイングされておらず,データ・キューに空き領域がない場合,または送信待ちキューにタスクがキューイングされている場合
自タスクを対象データ・キューの送信待ちキューにキューイングしたのち,RUNNING状態からWAITING状態(データ送信待ち状態)へと遷移させます。
なお,データ送信待ち状態の解除は,以下の場合に行われます。
 
  
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 rcv_dtqの発行により,対象データ・キューに空き領域が確保された。
  
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 備考1	 データを対象データ・キューのデータ・キュー領域に書き込む際の書き込み方法は,データの送信要求を行った順に行われます。
 
 備考2	 自タスクを対象データ・キューの送信待ちキューにキューイングする際のキューイング方式は,
データ・キューの生成時に指定された順(FIFO順または現在優先度順)に行われます。
 
 
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 -	 CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。
  
 -	 ディスパッチ禁止状態から本サービス・コールを発行した。
  
 -	 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。
  
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 -	 スタック・ポインタが呼出しタスクのユーザ・スタック領域の範囲外を指している。
  
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