-Xmisra2004 【Professional版のみ】


MISRA-C:2004ルールによるソース・チェックを行います。

[指定形式]

-Xmisra2004=item[=value]

 

-

省略時解釈

MISRA-C:2004ルールによるソース・チェックを行いません。

[詳細説明]

-

MISRA-C:2004ルールによるソース・チェックを行います。
指定したチェック項目itemに該当した場合,メッセージを出力します。

-

本オプションは-Xmisra2012 オプションと同時に指定することはできません。

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-lang=c99オプションを同時に指定している場合,本オプションを無視します。このとき警告を出力します。

-

itemに指定可能なものを以下に示します。
これ以外のものを指定した場合は,エラーとなります。

チェック項目(item

パラメータ(value

説明

all

なし

サポートしているすべてのルールをチェック対象とします。

apply

num[,num]...

サポートしているルールのうち,numで指定した番号のルールをチェック対象とします。

ignore

num[,num]...

サポートしているルールのうち,numで指定した番号以外のルールをチェック対象とします。

required

なし

サポートしているルールのうち,ルールの分類が“required”になっているルールをチェック対象とします。

required_add

num[,num]...

サポートしているルールのうち,ルールの分類が“required”になっているルールとnumで指定した番号のルールをチェック対象とします。

required_remove

num[,num]...

サポートしているルールのうち,ルールの分類が“required”になっているルールからnumで指定した番号を除いたルールをチェック対象とします。

file

サポートしているルールのうち,指定したファイルfileに記載した番号のルールをチェック対象とします。

ファイル内では,1行につき1ルール番号を指定します。

 

-

numに指定可能なものを以下に示します。
これ以外のものを指定した場合は,エラーとなります。

2.2 2.3

4.1 4.2

5.2 5.3 5.4 5.5 5.6

6.1 6.2 6.3 6.4 6.5

7.1

8.1 8.2 8.3 8.5 8.6 8.7 8.11 8.12

9.1 9.2 9.3

10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 10.6

11.1 11.2 11.3 11.4 11.5

12.1 12.3 12.4 12.5 12.6 12.7 12.8 12.9 12.10 12.11 12.12 12.13

13.1 13.2 13.3 13.4

14.2 14.3 14.4 14.5 14.6 14.7 14.8 14.9 14.10

15.1 15.3 15.4 15.5

16.1 16.3 16.5 16.6 16.9

17.5

18.1 18.4

19.3 19.6 19.7 19.8 19.11 19.13 19.14 19.15

20.4 20.5 20.6 20.7 20.8 20.9 20.10 20.11 20.12

-

itemを省略した場合は,エラーとなります。

-

__fp16型は,float型とみなしてチェックします。影響については-Xcheck_language_extension 【Professional版のみ】オプションの説明を参照してください。

[使用例]

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MISRA-C:2004ルール番号5.2,5.3,5.4のルールをチェック対象としたソース・チェックを行います。

>ccrh -Xmisra2004=apply=5.2,5.3,5.4 -Xcommon=rh850 main.c