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2.1.1 ロード・モジュールを作成する

ロード・モジュールの作成手順を以下に示します。

備考

(1),(3),(4),(8),(9)についての詳細は,「CS+ プロジェクト操作編」を参照してください。

(1)

プロジェクトの作成/読み込み

プロジェクトの新規作成,または既存のプロジェクトの読み込みを行います。

新規作成する場合は,プロジェクトの種類に[空のアプリケーション(GHS CCRH850)]を指定してください。

(2)

ツールのパスの確認

プロパティ パネル[共通オプション]タブの[ツールのパス]カテゴリの設定を確認し,必要に応じて設定し直してください。

(3)

ビルド対象プロジェクトの設定

ビルド対象とするプロジェクトを設定します。

(4)

ビルド対象ファイルの設定

ビルド対象ファイルの追加/削除,依存関係の更新などを行います。

(5)

出力ファイルの種類の設定

生成するロード・モジュールの種類を設定します(「2.2 出力ファイルの種類を設定する」参照)。

(6)

ビルド・オプションの設定

コンパイラ,アセンブラ,リンカなどに対するオプションを設定します(「2.3 コンパイル・オプションを設定する」,「2.4 アセンブル・オプションを設定する」,「2.5 リンク・オプションを設定する」など参照)。

備考

ビルド・ツールのプロパティがサポートしているGHSコンパイラのバージョンは2019.5.5,2019.1.5,2018.5.5,2018.1.5,2017.5.5,2017.1.5,2016.5.5,2015.1.7,2015.1.5,2014.1.7,2013.5.5,2013.1.5,2012.5.5です。
ビルド・ツールがサポートしているGHSコンパイラのオプションでも,GHSコンパイラのバージョンによってはCS+のデバッグ・ツールでサポートしていないものがあります。詳細は「CS+ RH850 デバッグ・ツール編」の「機  能」→「ダウンロード/アップロード」→「応用的なダウンロード方法」を参照してください。

(7)

I/Oヘッダ・ファイルの更新方法の設定

デバイス・ファイルのアップデートに合わせて,I/Oヘッダ・ファイルを更新します(「2.8 I/Oヘッダ・ファイルを自動更新する」参照)。

(8)

ビルドの実行

ビルドを実行します。

備考

ビルド処理前,およびビルド処理後に実行したいコマンドがある場合は,プロパティ パネル[共通オプション]タブの[その他]カテゴリにおいて,[ビルド前に実行するコマンド]プロパティ,および[ビルド後に実行するコマンド]プロパティを設定してください。
ファイル単位でビルド処理前,およびビルド処理後に実行したいコマンドがある場合は,[個別コンパイル・オプション]タブ(Cソース・ファイルの場合),および[個別アセンブル・オプション]タブ(アセンブリ・ソース・ファイルの場合)において設定することができます。

(9)

プロジェクトの保存

プロジェクトの設定内容をプロジェクト・ファイルに保存します。