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2.12.6.6 ウォッチ式の内容を変更する

ウォッチ式の値は,編集することができます。

[値]エリアにおいて,対象ウォッチ式の値をダブルクリックすると,値が編集モードになります([Esc]キーの押下で編集モードをキャンセルします)。

値をキーボードより直接編集したのち,[Enter]キーを押下することにより,変更した値がデバッグ・ツールのターゲット・メモリに書き込まれます。

ただし,値を変更できるのは,C言語変数/CPUレジスタ/I/Oレジスタ/アセンブラ・シンボルと1対1に対応するウォッチ式のみです。また,読み込み専用のI/Oレジスタの値を変更することもできません。

なお,ウォッチ式の値の編集は,プログラム実行中の状態でも行うことができます。設定方法についての詳細は,「2.12.1.4 プログラム実行中にメモリの内容を表示/変更する」を参照してください。

備考 1.

変数のサイズより小さい桁の数値が入力された場合,上位の桁を0でパディングします。

備考 2.

変数のサイズより大きい桁の数値が入力された場合,上位の桁をマスクします。

備考 3.

文字配列(char型,unsigned char型)に対しては,表示形式にASCIIが選択されている場合,文字列(ASCII/Shift_JIS/EUC-JP/Unicode(UTF-8/UTF-16))による値の入力も可能です。

備考 4.

ウォッチ式の値には,次のようにASCII文字による入力も可能です。

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ASCII文字による入力の場合
変数“ch”の[値]エリアに“’A’”を入力
→“ch”が割り当てられているメモリ領域に“0x41”を書き込む

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数値による入力の場合
変数“ch”の[値]エリアに“0x41”を入力
→“ch”が割り当てられているメモリ領域に“0x41”を書き込む

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文字列(ASCII)による入力の場合
文字配列“str”の表示形式をASCIIに設定し,[値]エリアに“"ABC"”を入力
→“str”が割り当てられているメモリ領域に“0x41,0x42,0x43,0x00”を書き込む