PIC/PID 機能では,ROM 上のコードやデータをPIC やPID にしたプログラムをアプリケーション,アプリケーションを実行させるのに必要なプログラムをマスタと呼びます。
マスタやアプリケーションをビルドするときは,構成するオブジェクト間でPIC/PID 機能に関係するビルド・オプションの指定を合わせておく必要があります。
アプリケーションおよびマスタのビルド・オプションの設定方法を以下に示します。
PIC/PID 機能のビルド・オプションの設定は,プロジェクト・ツリーで,マスタまたはアプリケーションのビルド・ツール・ノードを選択し,プロパティ パネルの[共通オプション]タブの[PIC/PID]カテゴリで行います。
[PIC機能を有効にする]プロパティで[いいえ]を選択します(デフォルト)。
[PID機能を有効にする]プロパティで[いいえ]を選択します(デフォルト)。
[PIDレジスタをコード生成に使用する]プロパティで[はい]を選択します(デフォルト)。
[PIC機能を有効にする]プロパティで[はい(-pic)]を選択します。
[PID機能を有効にする]プロパティで[はい(オフセットの最大幅:16ビット)(-pid=16)],または[はい(オフセットの最大幅:制限なし)(-pid=32)]を選択します。