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13.4.5 メールボックス情報

メールボックス情報では,
といった項目を個々のメールボックスに対して定義します。
なお,メールボックス情報として定義可能な数は,0~127個に限られます。
以下に,メールボックス情報の記述形式を示します。
 
 CRE_MBX ( mbxid, { mbxatr, maxmpri, mprihd } );

以下に,メールボックス情報で記述する項目について示します。
1 ) メールボックス名mbxid
メールボックスの名前を指定します。
なお,mbxidとして指定可能な値は,“オブジェクト名”に限られます。
備考 CF78V4では,メールボックス名とIDの対応を以下に示した形式でシステム情報ヘッダ・ファイルに出力します。このため,処理プログラム内で該当システム情報ヘッダ・ファイルをインクルードすることにより,メールボックス名をIDの代わりに利用することが可能となります。
【 システム情報ヘッダ・ファイル(C言語用)への出力形式 】
 #define mbxid   ID
 
【 システム情報ヘッダ・ファイル(アセンブリ言語用)への出力形式 】
 mbxid   .EQU     ID
 
2 ) 属性(キューイング方式)mbxatr
メールボックスの属性(キューイング方式)を指定します。
なお,mbxatrとして指定可能な値は,“TA_TFIFO,および,TA_MFIFO,TA_MPRIのいずれか”に限られます。
【 タスクのキューイング方式 】
TA_TFIFO: タスクからrcv_mbx,またはtrcv_mbxを発行した際,メッセージを受信することができなかった(待ちキューにメッセージがキューイングされていなかった)場合には,該当タスクをメールボックスの待ちキューに“メッセージの受信要求順”でキューイング
【 メッセージのキューイング方式 】
TA_MFIFO: 処理プログラムからsnd_mbxを発行した際,メールボックスの待ちキューにタスクがキューイングされていなかった場合には,該当メッセージをメールボックスの待ちキューに“メッセージの送信要求順”でキューイング
TA_MPRI: 処理プログラムからsnd_mbxを発行した際,メールボックスの待ちキューにタスクがキューイングされていなかった場合には,該当メッセージをメールボックスの待ちキューに“メッセージの優先度順”でキューイング
3 ) システム予約領域maxmpri
システム予約領域です。
なお,maxmpriとして指定可能な値は,“0”に限られます。
4 ) システム予約領域mprihd
システム予約領域です。
なお,mprihdとして指定可能な値は,“NULL”に限られます。