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-SECURITY_ID


セキュリティID値を指定します。

[指定形式]

-SECURITY_ID=value

 

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省略時解釈

セキュリティID値を設定しません。

[詳細説明]

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セキュリティID値valueを指定します。

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セキュリティID値は,16進数で0x0~0xFFの範囲で指定してください。
10バイト以内で指定してください。10バイトに満たない場合は,上位ビットに0を補てんします。

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セキュリティID値として指定できない値を指定した場合は,エラーとなります。

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セキュリティID値の配置先は,デバイス・ファイルにより設定されます。
ユーザ・オプション・バイトのMSB側からバイト単位で,下位アドレスから上位アドレスの順で設定していきます。

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セキュリティID値は,アセンブリ・ソース・ファイル中に以下の再配置属性のセグメントを定義することでも指定可能です。ただし,10バイトで定義してください。

        .section    .security_id, SECUR_ID
          .db       0x01            ;0xC4番地
          .db       0x02            ;0xC5番地
          .db       0x03            ;0xC6番地
          .db       0x04            ;0xC7番地
          .db       0x05            ;0xC8番地
          .db       0x06            ;0xC9番地
          .db       0x07            ;0xCA番地
          .db       0x08            ;0xCB番地
          .db       0x09            ;0xCC番地
          .db       0x0A            ;0xCD番地

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アセンブリ・ソース・ファイルの指定と本オプションの指定が重なった場合は,インフォメーションを出力し,本オプションが優先されます。

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セキュリティID値 は,必ずデバイスのユーザーズ・マニュアルを参照して設定を行ってください。

[使用例]

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セキュリティID値を指定します。0xC4番地から,0x01,0x02,0x03,0x04,0x05,0x06,0x07,0x08,0x09,0x0Aを指定します。

>rlink a.obj b.obj -device=dr5f10y14.dvf -security_id=0102030405060708090A

[備考]

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本オプションは,-form={object|relocate|library}オプション,または-extractオプションを指定した場合は無効となります。

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-deviceオプションを指定していない場合,本オプションは無効となります。

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アセンブリ・ソース・ファイルにセキュリティID 値を記述する場合,ラベル参照を記述しないでください。リロケーション解決が行われるため,期待する値にならない場合があります。