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-SECURITY_OPT_BYTE【V1.12以降】


セキュリティ・オプション・バイト制御値に設定する値を指定します。

[指定形式]

-SECURITY_OPT_BYTE=value

 

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省略時解釈

アセンブリ・ソース・ファイルの指定した値か,デバイス・ファイルに定義された値を設定します。

[詳細説明]

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セキュリティ・オプション・バイト制御値valueを指定します。

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セキュリティ・オプション・バイト制御値は,16進数で0x0~0xFFの範囲で指定してください。

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セキュリティ・オプション・バイト制御値として指定できない値を指定した場合は,エラーとなります。

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セキュリティ・オプション・バイト制御値は,0xC4番地に設定されます。

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セキュリティ・オプション・バイト制御値は,アセンブリ・ソース・ファイル中に以下の再配置属性のセグメントを定義することでも指定可能です。
0xC0番地からのユーザ・オプション・バイト,オンチップ・デバッグ制御値とあわせて5バイトで定義してください。

        .section    .option_byte, opt_byte
          .db       0xfd                ;0xC0番地
          .db       0xfe                ;0xC1番地
          .db       0xff                ;0xC2番地
          .db       0x04                ;0xC3番地
          .db       0xff                ;0xC4番地

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アセンブリ・ソース・ファイルの指定と本オプションの指定が重なった場合は,本オプションが優先されます。

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デバイス・ファイルの指定とアセンブラ・ソース・ファイルの指定と本オプションの指定が重なった場合は,本オプションを優先します。

[使用例]

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セキュリティ・オプション・バイト制御値として0xC4番地に0x04を指定します。

>rlink a.obj b.obj -device=dr7f124fgj.dvf -security_opt_byte=04

[備考]

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本オプションは,-form={object|relocate|library}オプション,または-extractオプションを指定した場合は無効となります。

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-deviceオプションを指定していない場合,本オプションは無効となります。

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アセンブリ・ソース・ファイルにセキュリティID値を記述する場合,ラベル参照を記述しないでください。リロケーション解決が行われるため,期待する値にならない場合があります。