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sta_cyc

ista_cyc

概要
周期ハンドラの動作開始
C言語形式
 ER      sta_cyc ( ID cycid );
 ER      ista_cyc ( ID cycid );
パラメータ
I/O
パラメータ
説明
I
 ID      cycid;
周期ハンドラのID

機能
cycidで指定された周期ハンドラの動作状態を停止状態(STP状態)から動作状態(STA状態)へと遷移させます。これにより,対象周期ハンドラは,RI600V4の起動対象となります。
なお,本サービス・コールの発行から1回目の起動要求が発行されるまでの相対時間間隔は,コンフィギュレーション時に対象周期ハンドラに対してTA_PHS属性(phsatr)を指定しているか否かにより異なります。詳細は,「8.6.4 周期ハンドラの動作開始」を参照してください。
- TA_PHS属性を指定した場合
起動位相(phs_counter)起動周期(interval_counter)にしたがって起動タイミングが設定されます。
ただし,対象周期ハンドラの動作状態が開始状態の場合には,本サービス・コールを発行しても何も処理は行わず,エラーとしても扱いません。
- TA_PHS属性を指定しない場合
本サービス・コールの発行時点を基点に,起動周期(interval_counter)にしたがって起動タイミングが設定されます。
なお,起動タイミング設定処理については,対象周期ハンドラの動作状態に関係なく実行されます。
戻り値
マクロ
数値
意味
E_OK
0
正常終了
E_ID
-18
不正ID番号
- cycid≦0
- cycidVTMAX_CYH
E_CTX
-25
コンテキスト・エラー
- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。
- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。
備考 タスクからista_cycを発行した場合,および非タスクからsta_cycを発行した場合,コンテキスト・エラーは検出されず,システムの正常な動作は保証されません。