最適化リンカ(以降,“rlink”と略します)では,入力リロケータブルファイル内の同一セクションを結合し,-startオプションによって指定されたアドレスに割り付けます。
備考 | -startオプションの詳細は「-STARt」を参照してください。 |
(a) | 異なるファイルの同名セクションは,ファイルの入力順に連続して割り付けます。 |
(b) | 整列条件数の異なる同名セクションは,整列条件調整後に結合します。セクションの整列条件数は大きい方に合わせます。 |
(c) | 同名セクションに絶対アドレス形式と相対アドレス形式が含まれている場合,絶対アドレス形式セクションの後に相対アドレス形式セクションを結合します。 |
(d) | 同名セクションの結合順序に関する規則は,優先度の高い順に以下のとおりです。 |
- | inputオプション,またはコマンド・ライン上の入力ファイル指定順 |
- | libraryオプションのユーザ・ライブラリ指定順,およびライブラリ内モジュール入力順 |
- | libraryオプションのシステム・ライブラリ指定順,およびライブラリ内モジュール入力順 |
- | 環境変数(HLNK_LIBRARY1~3)のライブラリ指定順,およびライブラリ内モジュール入力順 |