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2.11.1.1 【IECUBE】の場合

設定は,プロパティ パネル[デバッグ・ツール設定]タブ上の[トレース]カテゴリ内で行います。

図 2.69

[トレース]カテゴリ【IECUBE】

(1)

[実行前にトレース・メモリをクリアする]

トレース機能を開始する前に,トレース・メモリを一度クリア(初期化)するか否かを選択します。

クリアする場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。

備考

トレース パネルのツールバーの ボタンをクリックすることにより,トレース・メモリを強制的にクリアすることができます。

(2)

[トレース・メモリを使い切った後の動作]

収集したトレース・データでトレース・メモリがいっぱいになった際の動作を,次のドロップダウン・リストにより選択します。

なお,トレース・メモリのサイズは,128Kフレーム(固定)です。

トレース・メモリを上書きし実行を続ける

トレース・メモリがいっぱいになると,古いトレース・データに上書きを続けます(デフォルト)。

[実行前にトレース・メモリをクリアする]プロパティで[はい]を選択している場合は,再実行時,トレース・データをクリアしたのちトレース・データの書き込みを行います。

トレースを停止する

トレース・メモリがいっぱいになると,トレース・データの書き込みを停止します(プログラムの実行は停止しません)。

停止する

トレース・メモリがいっぱいになると,トレース・データの書き込みを停止すると同時にプログラムの実行を停止します。

(3)

[トレース・タイム・タグの分周率]

トレースのタイム・タグ(トレース パネルの[時間]表示)で使用するカウンタの分周率を選択します(デフォルト:[1/1(4ns/0.3min)])。

備考

ドロップダウン・リスト上の“()”内は,分解能,および最大測定時間を示します。

注意

トレースのタイム・タグについては,以下の要因で誤差が発生します。

-

ユーザ・プログラム実行中にRAMモニタ機能を使用している場合

-

ユーザ・プログラム実行中にハードウエア・ブレーク,ソフトウエア・ブレークを設定した場合

-

ユーザ・プログラム実行中にDMM機能でメモリに値を書き込んだ場合

注意

DMAによるSFR/メモリへのアクセスの情報も通常のアクセス・データと混在して出力されます。