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2.15.7.1 有効イベント数の制限

有効状態で同時に設定可能なイベントの個数には,次の制限があります。

したがって,新たに有効状態のイベントを設定する際にこの制限数を越えてしまう場合は,いったん設定しているイベントのいずれかを無効状態にする必要があります。

なお,表内の数値の意味は次のとおりです。

x + y

“実行後イベント:x個”+“アクセス・イベント:y個”

表 2.20

有効イベント数の制限

イベント種別

デバッグ・ツール

IECUBE

E1/E20/EZ Emulator/COM Port

シミュレータ

OCDトレース機能なし

OCDトレース機能あり

8ビット・バス幅品

8ビット・バス幅品以外

ハードウエア・ブレーク
(実行系:実行前)

4~8注1

0

0

0

  64注4

ハードウエア・ブレーク
(実行系:実行後)

8

2

  1注2

  2注3

ハードウエア・ブレーク
(アクセス系)

8

0

ソフトウエア・ブレーク

2000

0

 2000

トレース
(トレース開始/トレース終了)

 4 + 4注5

  2注3

  32注5

ポイント・トレース

 8 + 8注6

0

  64注6

タイマ計測
(タイマ開始/タイマ終了)

 4 + 4注5

1

アクション
(Printfイベント)

 100注7

0

100注7

  64注8

注 1.

イベントを設定するアドレスと命令の内容に依存して変動(ただし,RAM領域での使用不可)

注 2.

ハードウエア・ブレーク(実行系:実行後)とハードウエア・ブレーク(アクセス系)で兼用

注 3.

ハードウエア・ブレークとトレースは排他使用のため,一方を設定すると他方を無効状態とする
トレースについては,トレース開始:1個とトレース終了:1個の合計2個まで設定可

注 4.

実行前ブレーク/実行後ブレークはプロパティ パネルにおいて指定可

注 5.

今版では1組のみ設定可(ただし,開始イベント/終了イベントは複数設定可)

注 6.

今版では1つのみ設定可(ただし,イベント条件は複数設定可)

注 7.

ソフトウエア・ブレークと兼用(ただし,有効/無効状態に関わらず100個まで)

注 8.

ハードウエア・ブレーク(実行系:実行前)と兼用(ただし,有効/無効状態に関わらず64個まで)