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2.6.1 プロジェクトにファイルを追加する

プロジェクトにファイルを追加するには,次の方法があります。

(1)

既存のファイルを追加する場合

(a)

ファイル単位で追加する

エクスプローラなどからファイルをドラッグし,プロジェクト・ツリー下部の空白部分にドロップしてください。

ファイルの追加先はファイル・ノード以下となります。

図 2.50

プロジェクト・ツリー パネル(ファイルのドロップ位置)

 

(b)

フォルダ単位で追加する

エクスプローラなどからフォルダをドラッグし,プロジェクト・ツリー下部の空白部分にドロップすると,フォルダとファイル追加 ダイアログがオープンします。

備考

複数のフォルダを同時にドラッグし,プロジェクト・ツリーにドロップすることにより,複数のフォルダを同時にプロジェクトに追加することもできます。

注意

フォルダ名が200文字を越えるフォルダをドロップした場合,201文字目以降は切り捨てたカテゴリ名で,プロジェクト・ツリーに追加します。

図 2.51

フォルダとファイル追加 ダイアログ

 

ダイアログ上で,プロジェクトに追加するファイルの種類を選択し,プロジェクトに追加するサブフォルダの階層数を指定したのち,[OK]ボタンをクリックしてください。

 

表示するファイルの種類を以下に示します。

CC-RHコンパイラ用プロジェクトの場合

Cソース・ファイル (*.c)

ヘッダ・ファイル (*.h; *.inc)

アセンブリ・ソース・ファイル (*.asm; *.s; *.fsy)

ライブラリ・ファイル (*.lib)

オブジェクト・ファイル (*.obj)

リロケータブル・ファイル (*.rel)

テキスト・ファイル (*.txt)

CC-RXコンパイラ用プロジェクトの場合

Cソース・ファイル (*.c)

C++ソース・ファイル (*.cpp; *.cp; *.cc)

ヘッダ・ファイル (*.h; *.hpp; *.inc)

アセンブラ・ソース・ファイル (*.src; *.s)

ジャンプ・テーブル・ファイル (*.jmp)

シンボル・アドレス・ファイル (*.fsy)

ライブラリ・ファイル (*.lib)

オブジェクト・モジュール・ファイル (*.obj)

リロケータブル・ファイル (*.rel)

テキスト・ファイル (*.txt)

CC-RLコンパイラ用プロジェクトの場合

Cソース・ファイル (*.c)

ヘッダ・ファイル (*.h; *.inc)

アセンブリ・ソース・ファイル (*.asm; *.s; *.fsy)

SMSアセンブリ・ソース・ファイル (*.smsasm)

ライブラリ・ファイル (*.lib)

オブジェクト・ファイル (*.obj)

リロケータブル・ファイル (*.rel)

テキスト・ファイル (*.txt)

デバッグ専用プロジェクトの場合

Cソース・ファイル (*.c)

ヘッダ・ファイル (*.h; *.inc)

アセンブル・ファイル (*.asm; *.s)

オブジェクト・モジュール・ファイル (*.obj; *.o)

ロード・モジュール・ファイル (*.abs; *.lmf; *.out)

テキスト・ファイル (*.txt)

備考

ファイルの種類は,[Ctrl]キー+左クリック,または[Shift]キー+左クリックにより,複数選択することができます。
何も選択しない場合は,すべての種類を選択したものとみなします。

 

フォルダの追加先はファイル・ノード以下となります。

なお,フォルダはプロジェクト・ツリーではカテゴリとなります。

備考

ユーザが作成したカテゴリ・ノードが存在する場合,カテゴリ・ノード上でファイルをドロップすると,カテゴリ・ノード以下に追加することができます(カテゴリ・ノードについては,「2.6.4 ファイルをカテゴリに分類する」を参照してください)。

(2)

空のファイルを作成して追加する場合

プロジェクト・ツリー でプロジェクト・ノード,サブプロジェクト・ノード,ファイル・ノードのいずれかを選択し,コンテキスト・メニューの[追加]→[新しいファイルを追加...]を選択すると,ファイル追加 ダイアログがオープンします。

図 2.52

ファイル追加 ダイアログ

 

ダイアログ上で,新しく作成するファイルを指定し,[OK]ボタンをクリックしてください。

 

表示するファイルの種類を以下に示します。

CC-RHコンパイラ用プロジェクトの場合

Cソース・ファイル (*.c)

ヘッダ・ファイル (*.h; *.inc)

アセンブリ・ソース・ファイル (*.asm; *.s; *.fsy)

テキスト・ファイル (*.txt)

CC-RXコンパイラ用プロジェクトの場合

Cソース・ファイル (*.c)

C++ソース・ファイル (*.cpp; *.cp; *.cc)

ヘッダ・ファイル (*.h; *.hpp; *.inc)

アセンブラ・ソース・ファイル (*.src; *.s)

テキスト・ファイル (*.txt)

CC-RLコンパイラ用プロジェクトの場合

Cソース・ファイル (*.c)

ヘッダ・ファイル (*.h; *.inc)

アセンブリ・ソース・ファイル (*.asm; *.s; *.fsy)

SMSアセンブリ・ソース・ファイル (*.smsasm)

テキスト・ファイル (*.txt)

デバッグ専用プロジェクトの場合

Cソース・ファイル (*.c)

ヘッダ・ファイル (*.h; *.inc)

アセンブル・ファイル (*.asm; *.s)

テキスト・ファイル (*.txt)

すべてのファイル (*.*)

ファイルの追加先はファイル・ノード以下となります。

 

ファイル,およびフォルダ追加後のプロジェクト・ツリーは,以下のようになります。

図 2.53

プロジェクト・ツリー パネル(ファイルmain.c追加後)

図 2.54

プロジェクト・ツリー パネル(フォルダsrc追加後)

備考

ファイル・ノード以下におけるファイルの追加位置は,現在のファイルの表示順の設定に依存します。
ファイルの表示順の変更方法については,「2.6.5 ファイルの表示順を変更する」を参照してください。

注意 1.

パスが異なれば,同名のソース・ファイルを追加することができます。
ただし,それらの出力ファイル名の設定がデフォルトのままの場合,出力ファイル名が同名になるため,ビルドを正しく実行することができません(例えば,D:\sample1\func.c,D:\sample2\func.cを追加した場合,これらの出力ファイル名は,デフォルトではどちらもfunc.objとなります)。
この問題を回避するために,ソース・ファイルの個別ビルド・オプションで,出力ファイル名をそれぞれ異なる名前に設定してください。
Cソース・ファイルの出力ファイル名の変更は,ビルド・ツールのプロパティ パネルの[個別コンパイル・オプション]タブの[出力ファイル]カテゴリの[オブジェクト・ファイル名]プロパティで行います。
アセンブリ・ソース・ファイルの出力ファイル名の変更は,ビルド・ツールのプロパティ パネルの[個別アセンブル・オプション]タブの[出力ファイル]カテゴリの[オブジェクト・ファイル名]プロパティで行います。
個別ビルド・オプションの設定方法については,「CS+ ビルド・ツール操作編」を参照してください。

注意 2.

同名のソース・ファイルを追加した場合,デバッグ時に対象のソースをオープンすることができません。

注意 3.

プロジェクトに追加可能なファイル数は,メイン・プロジェクト,およびサブプロジェクトごとに5000個までです。

注意 4.

作成場所にネットワークパス名は使用できません。ドライブ名に割り当てて使用してください。

注意 5.

【CC-RL】「SMSアセンブリ・ソース・ファイル (*.smsasm)」は,SMS (Snooze Mode Sequencer) を持つデバイスの場合のみ表示します。

 

新しいファイルを追加した場合,ファイル追加 ダイアログで指定した場所に,空のファイルを作成します。

プロジェクト・ツリー でファイル名をダブルクリックすることにより,エディタ パネルをオープンし,ファイルを編集することができます。

以下に,エディタ パネルでオープン可能なファイルを示します。

-

Cソース・ファイル(*.c)

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アセンブリ・ソース・ファイル(*.asm,*.s)

-

SMSアセンブリ・ソース・ファイル(*.smsasm)

-

シンボル・アドレス・ファイル(*.fsy)

-

ヘッダ・ファイル(*.h,*.inc)

-

アセンブリ・プログラム用リスト・ファイル(*.lst,*.lis)

-

アセンブリ・プログラム用プリプロセッサ展開ファイル(*.exp)

-

アセンブル・リスト・ファイル(*.prn)

-

リンク順指定ファイル(*.mtls)

-

リンク・マップ・ファイル(*.map)

-

ライブラリ・リスト・ファイル(*.lbp)

-

インテル拡張ヘキサ・ファイル(*.hex)

-

モトローラ・Sタイプ・ファイル(*.mot)

-

テキスト・ファイル(*.txt)

備考 1.

以下のいずれかの方法により,上記以外のファイルもエディタ パネルでオープンすることができます。

-

ファイルをドラッグし,エディタ パネルにドロップする。

-

ファイルを選択し,コンテキスト・メニューの[内部エディタで開く...]を選択する。

備考 2.

オプション ダイアログで,外部テキスト・エディタを使用する設定になっている場合は,設定している外部テキスト・エディタでオープンします。
それ以外のファイルは,ホストOSで関連付けられているアプリケーションで起動します。

注意

【CC-RL】「SMSアセンブリ・ソース・ファイル (*.smsasm)」は,SMS (Snooze Mode Sequencer) を持つデバイスの場合のみオープン可能です。