dis_dsp
ER dis_dsp ( void );
システム状態種別をディスパッチ許可状態からディスパッチ禁止状態へと変更します。これにより,本サービス・コールの発行からena_dspが発行されるまでの間,“タスクのディスパッチ処理”が抑制(禁止)されます。
なお,RI850V4では,本サービス・コールの発行からena_dspが発行されるまでの間に“タスクのディスパッチ処理”を伴うサービス・コール(chg_pri,sig_semなど)が発行された場合には,キュー操作,カウンタ操作などといった処理を行うだけであり,実際の“タスクのディスパッチ処理”は,ena_dspが発行されるまで遅延され,一括して行うようにしています。
備考2 本サービス・コールでは,禁止要求のキューイングが行われません。このため,すでに本サービス・コールが発行され,システム状態種別がディスパッチ禁止状態へと変更されていた場合には,何も処理は行わず,エラーとしても扱いません。