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2.9.3.1 ブレークポイントを設定する

操作は,ソース・テキスト/逆アセンブル・テキストを表示しているエディタ パネル/逆アセンブル パネルで行います。

アドレス表示のあるメイン・エリア(エディタ パネル)/イベント・エリア(逆アセンブル パネル)において,ブレークポイントを設定したい箇所をクリックしてください。[優先的に使用するブレークポイントの種類]プロパティで選択している種別のブレークポイントが,クリックした行に対応する先頭アドレスの命令に設定されます。

ブレークポイントが設定されると,設定した箇所に次のイベント・マークが表示され,ソース・テキスト行/逆アセンブル・テキスト行が強調表示されます。

また,対象アドレスにブレーク・イベント(ハードウエア・ブレーク・イベント/ソフトウエア・ブレーク・イベント)が設定されたとみなされ,イベント パネルで管理されます(「2.16 イベントの管理」参照)。

表 2.4

ブレークポイントのイベント・マーク

ブレークポイント種別

イベント種別

イベント・マーク

ハードウエア・ブレークポイント

ハードウエア・ブレーク・イベント

 

ソフトウエア・ブレークポイント

(【シミュレータ】以外)

ソフトウエア・ブレーク・イベント

 

イベント パネルにおける[名前]エリアでは,イベント種別名が“ブレーク”として表示されます。

図 2.35

ブレークポイントの設定例(逆アセンブル パネルの場合)

図 2.36

イベント パネルのブレークポイントの設定例

注意 1.

ブレークポイントはブレーク・イベントとして設定され,イベントとして管理されるため,設定数に制限があります。ブレークポイントの設定に関しては(有効イベント数の制限など),「2.16.7 イベント設定に関する留意事項」も参照してください。

注意 2.

データフラッシュ・メモリ領域にソフトウエア・ブレークを設定することはできません。

注意 3.

ブレークポイントは,アドレス表示がない行に設定することはできません。

備考 1.

イベントの設定状態によりイベント・マークは異なります(「2.16.1 設定状態(有効/無効)を変更する」参照)。
また,すでにイベントが設定されている箇所で,新たにイベントを設定した場合は,複数のイベントが設定されていることを示すイベント・マーク( )が表示されます。

備考 2.

【シミュレータ】
設定できるブレークポイントは,ハードウエア・ブレークポイント固定です。

備考 3.

【シミュレータ】以外
次に示す操作により,「2.9.1 ブレーク動作の設定をする」の指定に依存することなく,ハードウエア・ブレークポイント/ソフトウエア・ブレークポイントを設定することができます。
ただし,“操作方法1”は,逆アセンブル パネルでのみ有効です。

種別

操作方法1

操作方法2

ハードウエア・ブレークポイント

[Ctrl]キー+クリック

コンテキスト・メニューの[ブレークの設定]→[ハード・ブレークを設定]を選択

ソフトウエア・ブレークポイント

[Shift]キー+クリック

コンテキスト・メニューの[ブレークの設定]→[ソフト・ブレークを設定]を選択