メモリ・マッピングの設定をメモリ種別ごとに行います。
図 A.22 | メモリ・マッピング ダイアログ【E1】【E20】 |
図 A.23 | メモリ・マッピング ダイアログ【シミュレータ】 |
ここでは,次の項目について説明します。
[オープン方法]
注意 1. | 【シミュレータ】
プログラム実行中は,このダイアログをオープンすることはできません。 |
注意 2. | 【E1】【E20】
デバッグ・ツールに接続後,このダイアログをオープンすることはできません。 |
[各エリアの説明]
新たに追加するメモリ・マッピングの情報を指定します。
追加するメモリ・マッピングのメモリ種別を次のドロップダウン・リストより選択します(デフォルトで選択される項目は使用するデバッグ・ツールに依存)。
エミュレーションROM領域
【シミュレータ】
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エミュレーションROM領域を追加します。
シミュレータ代替ROMを使用します。
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エミュレーションRAM領域
【シミュレータ】
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エミュレーションRAM領域を追加します。
シミュレータ代替RAMを使用します。
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I/O保護領域
【E1】【E20】
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I/O保護領域を追加します。
外部領域のうち,デバッガからリードされないようにするアドレス範囲を指定してください。
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注意 1. | 【シミュレータ】
追加できるメモリ・マッピングは16バイト単位です。16バイト境界以外で設定した場合は,[OK]ボタンを押下後に設定した領域を含む16バイト境界の領域に補正します。 |
注意 2. | 【シミュレータ】
追加されたメモリ・マッピングへのアクセスは,読み出し,書き込みともに1サイクルで動作します。 |
注意 3. | 【E1】【E20】
追加されるI/O保護領域は,[OK]ボタンを押下後にI/O保護領域が含まれる外部領域のアクセス幅で補正されます。 |
追加するメモリ・マッピングの開始アドレスと終了アドレスを指定します。それぞれのテキスト・ボックスに,16進数を直接入力します。
エミュレータの場合,I/O保護領域は外部領域と重なる領域にのみ追加できます。また,各外部領域の境界をまたぐ指定はできません。
シミュレータの場合,次のメモリ種別と重なる領域にメモリ・マッピングを追加することはできません(このエリアの[追加]ボタンをクリックした際に,メッセージを表示します)。
アクセス幅は設定できません。
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追加
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このエリアで指定した内容をメモリ・マッピングに追加します。
追加されたメモリ・マッピングは,[マッピング済みメモリ一覧]エリアに表示されます。なお,[OK]ボタンを押下するまでは,変更内容の設定は行われません。
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追加メモリ・マッピング指定エリアで追加したメモリ・マッピングと,マイクロコントローラ内のメモリ・マッピングの情報を表示します。このエリアを編集することはできません。
メモリ種別
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次のメモリ種別を表示します。
- | 外部領域(CS7/CS6/.../CS0)【E1】【E20】 |
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アドレス範囲
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アドレス範囲を<開始アドレス>-<終了アドレス>で表示します。
“0x”を付与した16進数表示固定です。
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サイズ
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サイズを10進数で表示します(単位:バイト/Kバイト)。
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アクセス幅
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アクセス幅を表示します(単位:ビット)注。
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注 | シミュレータではアクセス幅は未サポートのため,固定値(8ビット)を表示します。
なお,アクセス幅の設定値は,シミュレーションの実行時間には影響しません。 |
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削除
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このエリアで選択しているメモリ・マッピングを削除します。
エミュレータの場合,削除できるメモリ領域はI/O保護領域のみです。
シミュレータの場合,削除できるメモリ領域は,エミュレーションROM 領域/エミュレーションRAM 領域のいずれかです(マイクロコントローラ内のメモリ・マッピングを削除することはできません)。
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[機能ボタン]
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OK
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現在設定されているメモリ・マッピングをデバッグ・ツールに設定し,このダイアログをクローズします。
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キャンセル
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メモリ・マッピングの変更を無効とし,このダイアログをクローズします。
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ヘルプ
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このダイアログのヘルプを表示します。
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