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2.1 概  要

CS+を使用した,プログラムの基本的なデバッグ手順は次のとおりです。

(1)

CS+を起動する

WindowsRの[スタート]メニューからCS+を起動します。

備考

“CS+を起動する”についての詳細は,「CS+ 起動編」を参照してください。

(2)

プロジェクトを設定する

プロジェクトの新規作成,または既存のプロジェクトの読み込みを行います。

備考

“プロジェクトを設定する”についての詳細は,「CS+ 起動編」を参照してください。

(3)

ロード・モジュールを作成する

アクティブ・プロジェクトの設定,および使用するビルド・ツールの設定を行ったのち,ビルドを実行することにより,ロード・モジュールを作成します。

備考

CC-RXを使用して“ロード・モジュールを作成する”場合についての詳細は,「CS+ CC-RX ビルド・ツール操作編」を参照してください。

ホスト・マシンに,使用するデバッグ・ツール(E1/E20/シミュレータ)を接続します。

プロジェクトで使用するデバッグ・ツールを選択します。

備考

プロジェクト内で使用するマイクロコントローラにより,選択可能なデバッグ・ツールは異なります。

(6)

デバッグ・ツールの動作環境設定を行う

(5)において選択したデバッグ・ツールのための動作環境を設定します。

CS+とデバッグ・ツールの通信を開始します。

(3)において作成したロード・モジュールを,デバッグ・ツールへダウンロードします。

ダウンロードしたロード・モジュールの内容(ソース・ファイル)をエディタ パネル,または逆アセンブル パネルで表示します。

目的に応じた実行方法により,プログラムを実行します。

なお,実行したプログラムを任意の箇所で停止する場合は,あらかじめブレークポイント/ブレーク・イベントを設定しておきます(「2.10.2 任意の場所で停止する(ブレークポイント)」/「2.10.3 任意の場所で停止する(ブレーク・イベント)【E1】【E20】」参照)。

使用するデバッグ・ツールにイベントを設定することにより実現する機能です。イベントを設定する際には,「2.17.7 イベント設定に関する留意事項」を参照してください。

実行したプログラムを停止します。

ただし,(10)においてブレークポイント/ブレーク・イベントを設定している場合では,その条件が満たされると同時にプログラムの実行は自動的に停止します。

(12)

プログラムの実行結果を確認する

プログラムを実行することにより取得した各種情報を確認します。

使用するデバッグ・ツールにイベントを設定することにより実現する機能です。イベントを設定する際には,「2.17.7 イベント設定に関する留意事項」を参照してください。

 

以後,必要に応じて(9)(12)を繰り返すことによりデバッグ作業を進めます。

なお,この際に,プログラムに変更を加えた場合は,(3)および(8)の操作も繰り返す必要があります。

備考 1.

上記のほか,次の機能を利用して,プログラムの実行結果の確認を行うことができます。

備考 2.

取得した各種情報をファイルに保存することができます。

必要に応じ,プログラム(メモリ内容)を任意のファイル形式(ヘキサ・フォーマット/バイナリ・データ・フォーマットなど)で保存します。

CS+とデバッグ・ツールとの通信を終了します。

(15)

プロジェクト・ファイルを保存する

プロジェクトの設定情報をプロジェクト・ファイルに保存します。

備考

“プロジェクト・ファイルを保存する”についての詳細は,「CS+ 起動編」を参照してください。