-SEction_forbid 【V2.01.00以降】
特定セクションの,リンク時最適化を抑止します。
[指定形式]
-SEction_forbid=sub [, ...]
sub:= ( section-name[, ...] )
| file ( section-name[, ...] )
| module ( section-name[, ...] )
-
省略時解釈
なし
[詳細説明]
リンク時最適化を抑止したいセクションをsection-nameで指定します。
section-nameの前にfileまたはmoduleを指定することにより,特定の入力ファイル,または特定のライブラリ・モジュールに含まれるセクションのみを,リンク時最適化の抑止対象にできます。
入力ファイル名を指定する場合は,リンク・マップ・ファイルに表示されたとおりの入力ファイル名を,大文字/小文字を区別して指定してください。
[リンク・マップ・ファイルの出力例]
*** Options ***
-Input=DefaultBuild\main.obj
本オプションを複数回指定した場合,すべての指定が有効です。
次の場合は,エラーになります。
指定したsection-name,file,moduleがみつからない場合
section-nameを指定していない場合
次の場合は,警告を出力して,本オプション指定を無視します。
-nooptimizeオプションを同時に指定している場合
[使用例]
.SEC1セクションへのリンク時最適化を抑止します。
>rlink a.obj b.obj -optimize -section_forbid=(.SEC1)
a.obj 内の.SEC1,.SEC2セクションへのリンク時最適化を抑止します。
>rlink a.obj b.obj -optimize -section_forbid=a.obj(.SEC1,.SEC2)